東大セミナー通信

2008.11.01塾長メッセージ

読書週間ですね


10月27日から読書週間が始まりました。文化の日(11月3日)を中心に2週間、11月7日までです。この読書週間というのは昭和22年に「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」という決意のもと出版社・取次会社・書店・公共図書館・新聞等のマスコミ機関により推進されたものです。まさしく1960年代の世界未曾有の高度経済成長は、この運動に象徴されるような国民の知的生産力向上の賜物ということができます。
ところが先ごろの読売新聞の読書調査(3000人対象)では、この1ヶ月に1冊も本を読まなかった人が52%と調査を開始してから3番目に多かったとのことで、活字離れが進んでいることが分かります。因みに1冊が16.7%、2冊が13.5%、3冊が8.9%、4冊が2.4%、5~9冊が3.9%、10冊以上が2.5%となっていますが、あなたはこのどこにはいりますか?
読まない理由として、「時間がない」48.6%、「読みたい本がない」20.4%、「読まなくても困らない」18%でした。
経済協力開発機構(OECD)の学習到達度調査で日本の子供の読解力低下が明らかになりました。このまま活字離れが進めば、書かれている文書を読み取り、これを利用し自分で考える能力の低下が指摘されています。自分の頭で考えるには幅広い情報が必要です。この点、テレビなどの情報ではどうしても一面的で浅くなりがちです。また自分ではできない経験を読書から得ることができ人生を豊かにしてくれます。
以前に紹介したドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」の新訳が100万部を超えたようです。定評のある古典を読みんでみたいという欲求はやはり多くの人々の潜在意識にあるのでしょう。やはり日本人はすごい。大部で難解(新訳は流れるように読め、分かりやすい)なこの小説がミリオンセラーになるとは。今年は「源氏物語」の千年紀にあたります。書店では特設コーナーを設けてアピールしています。「雨夜の品定め」などは男性においては女性観を磨くにはもってこいでしょう。秋の夜長、読書で想像力を逞しくしませんか。

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