東大セミナー通信

2013.12.01塾長メッセージ

努力の事実が残る


人間とは弱いもので、結果が心配になり勉強や仕事などにおいて不安で手につかないことがある。 失敗したらどうしよう、親などの近親者に心配をかける、など考えだすと落ち着かなくなる。 かく言う私もこういう経験を沢山している。 いま受験生諸君のなかでこういう心境に陥っている人がいるのではなかろうか。 こういう心情の困ったところは、それが何時しか焦りに繋がり負のスパイラルに陥ることである。

 

こうなると、そこから抜け出すのは困難になるが、ここは発想を変え、結果はともかくやれることをやろうと思い直すことだ。 言わば「人事を尽くして天命を待つ」の心境である。 そうすると面白いもので集中力が生まれることがある。 プロ野球の日本シリーズで3連敗の後、開き直って4連勝したケースが何度もある。 そのときの選手の心境は「開き直って自分達の野球をやろう」というものであった。

 

「成功、失敗は時の運」という言葉があるが、本当だと思う。 かの東大入試においても2度行なえば合格者の半分は入れ替わるだろうと、 まことしやかに語られている。運、不運は紙一重なのだ。結果重視の考えも必要だが、 それが全てではない。努力に努力を重ねた結果、たとえ失敗に終わってもそれは決して無駄ではないのだ。 人間の記憶など儚いもので何時か忘れ去ることが多いが、努力した事実だけは歴然と残るのだ。

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