東大セミナー通信

2014.12.11勉強法

大学の選び方 学問の体系から~シラバス編...


こんにちは! 東進衛星予備校金沢南校の泉です。
 
いきなりですがクイズです。以下の数字は何の数字でしょうか? かなり急激な変化ですね。

 

①29(1990年)→②444(2000年)→③700(2014年)

 

答えは学位の種類の推移を表した数字です。
大学を卒業すると学んだ学問の専門にしたがって「学士」と呼ばれる学位を授与されます。例えば文学部の「文学士」や法学部の「法学士」などです(よく聞く「博士」は最高の学位なんですよ!)。
1990年まではこの学士の種類は29種類だったのが、1991年に大学側が自由に専攻分野の名称を付けられるように制度改革がなされ、2000年には444種まで増えます。そして、なんと現在は約700種類にまで増えているそうです。

この背景には大学進学率の上昇やグローバル化に対応するなどの実情に即した理由と、大学側が差別化を図るという市場の原理が働いています。
選べる選択肢が多い方がいろんな夢の実現には向いていると思いますが、あまりにも多くなりすぎると選ぶ立場としてもちょっと困りますよね。しかし、現実としてはこれだけの選択肢が増えているわけです。ですので、大学では一体何が学べるのか? その内情を知ることが、入学後のミスマッチを防ぐ上でも重要になってくるのです。
では、シラバスを活用してどうやって大学の内情を深く知ることができるでしょうか?
 

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1.学問体系を知る

学問にはそれぞれ体系というものが存在しています。成り立ちが古い学問ほどその体系は深いものになります。新しい学問でも何か基礎となる学問があった上での枝分かれであったり、複合的な学問(学際などと言われたりします)もあったりします。この体系こそがその学問の具体的に学ぶ内容であり、専門性を形作っています。
高校では理系と文系でクラスがわかれ、そして大学進学でもこの区別が大学選択の基準になると思いますが、もう少し具体的な基準があった方が当然選択はしやすくなります。それが学問の体系というわけです。
ではその具体性をどうやって知るか? その手助けとなるいくつかのサイトをご紹介しましょう。
 
・マナビジョン(Benesse)
→「学問系統」「好きな教科」「キーワード」の3つの探し方が可能です。各学問の概略と、大学の時間割例、卒業後の進路なども記述されています。
[行き方:「マナビジョン」で検索→トップページの下のサイトマップをクリック→学問検索をクリック]
・逆引き大学辞典(廣告社株式会社)
→学問ジャンル概観MAPが秀逸です。学問の相関関係が掴めます。
[行き方:「逆引き大学辞典」で検索→トップページの「希望の学問分野で学ぼう!」をクリック]
・リクナビ進学(リクルート)
→それぞれの学問に対応した大学が知れます。
[行き方:「リクナビ進学」で検索→トップページの下の「大学・短期大学(短大)を探す」をクリック→「学問から探す」の「もっと詳しく探す」をクリック]
 
どんな大学が自分に合っているかそもそもイメージがない人には大きく役立ってくれるはずです。しかし、これらのサイトも大学のパンフレットと同じ問題が生じます。何度も言っている「具体的には何が学べるの?」という具体性の問題です。
もちろんイメージを持つことは大事です。そのイメージを持った上でさらに具体性を掴む。それがシラバスです。
シラバスの授業目的や内容を読んで「面白そう!」と思えたら、イメージは間違っていない確率は高いです。さらに、前回のエントリーで参考テキストが詳しいシラバスを見つけたら保存をお願いしてあった話も繋がってきます。
参考テキストはその学問の体系の一端を指し示しています。あまりにも難解すぎるものは厳しいかもしれませんが、1年次ぐらいの基礎授業で記されている参考テキストはそれほど難しくないものも並んでいるはずです。
特に「入門~」「図解~」などのキーワードがタイトルについているものや、本の規格として新書サイズのものは入門書的なものになります。
大きな書店や図書館でそれらの本を手にとって読んでみて、内容を完全に理解できなくても「面白そう!」と思えたら、もうその学問はあなたに合っています。
 
さて、もう1つシラバスを活用して大学の内情を深く知れる方法があるのですが、それは次回お話したいと思います。
具体的な目標が定まれば人の努力はグンと高まります。ぜひ、自分に合った学問、大学を見つけてそこを目指してください。
この話の続きは12月18日(木)に更新予定です。

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