東大セミナー通信

2014.12.18未分類

大学の選び方 教える先生から~シラバス編...


こんにちは! 東進衛星予備校金沢南校の泉です。

大学の選び方について、シラバスを使って大学の内情に突っ込んだ情報を得るというテーマでこれまでお話してきました。

今回がその意味では一番、内情に突っ込んだシラバスの使い方になると思います。
 
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1.大学の先生との関わり方

皆さんは大学を卒業するためには何が一番大きな単位となると思いますか? 入学する前には気の早い話かと思われるかもしれませんが、大学進学を考えている人はちゃんと押さえておいてください。

大学では四年次でそれまで学んできたことの集大成として「卒業研究」と呼ばれる過程を通過しなければ卒業できません(高校でも課されているところがありますね)。
 
その形態は論文が主ですが、試験形式であったり、作品制作であったり、または口頭試問がついていたりなどありますが、必ず「研究」というアプローチを取ります。これは大学が最高学府たるゆえんであり、前回お話したように、この過程を通過したことでその学問の専門家として「○○学士」という学位を認められるわけです。
基本的には自分自身でこれまで学んできたことの集大成を形する卒業研究ですが、指導する先生がつきます。この先生のことを「指導教員」や「主査」などと呼びますが、この先生が基本的には卒業研究の合否を判断します。大学生活はここで素晴らしい先生に巡り会えるかどうかのウェイトが非常に大きいと個人的には思っています。
 
小中高と大学の一番の違いは、大学や先生によって多少異なりますが、先生が構ってくれないということがあげられます。こちらから質問なりの接触を持たなければ、大学の先生とは疎遠なままで終わってしまいます。しかし、卒業研究はそういうわけにはいきません。指導教員の先生とがっぷり四つに組んで、一年間かけて卒業研究を仕上げていきます。
 
もちろん、初見の先生に指導教員になったり、なられたりするわけではありません。多くの大学では「ゼミ」と呼ばれる卒業研究を準備するための授業を設けて、どのゼミに所属するかで卒業研究の指導教員が決まっていく仕組みを取っています。ゼミが一つのふるい分けになっています。

 

ではどうやったらいい先生に巡り会えるか? そう、シラバスです。シラバスには必ず担当する先生が明記されています。前回では学問の体系からシラバスを使っていきましたが、今回は実際にその学問を指導、教育してくれる先生に視点を合わせてみようというわけです。

学問の種類にもよりますが、同じ学問を扱っていても先生によって全く教え方や考え方まで異なることがあります。「そんな馬鹿な!」と思うかもしれませんが、大学は教育機関であり、また研究機関でもあります。同じ学問分野でも研究する人(大学教員)が違えば考え方が違うもの。それが大学の難しさでもあり、また面白さでもあります。
 

 2.いい先生との巡り合い方

その先生ですが、大学に常勤している先生と、授業を教えに来ているだけの非常勤の先生とで大別できます。卒業研究を指導できる先生は常勤の先生である必要があるので、「面白そう!」と思ったシラバスを担当していた先生が実は非常勤の先生でした、ということがないように注意してください(実際私が指導教員になってもらおうと思っていた先生が実は非常勤でダメだったという経験があります)。
 
先生の職位の確認方法ですが、大学には教員紹介のページが必ずありますので、そこで確認可能です。他に特別教授や客員教授などの先生も卒業研究を指導できません。この職位の先生には著名な人が多いですが(大学によってはことさらにPRすることもあります)、実際は大学に来られるのは年に数回だけということもありますので、知っている方が先生として所属していても、その辺りの事情は直接大学の入試課や広報課に問い合わせて確認するのがいいでしょう。
 
また、多くの授業を担当されている先生はとても人気のある先生である確率が高いですが、その分忙しいわけで、一人ひとりの学生に割ける時間が少ない可能性があります(これはケースバイケースです)。先生がどれくらいの授業を受け持っているかも、シラバスの教員名検索や、時間割(これも多くの大学Webサイトで閲覧可能です)で確認できます。

大学情報誌で見かける教員1人に対する学生数の割合数のデータは、どれだけその大学が学生一人ひとりに教員の指導時間を割けるかを示す指数になっているわけですね。

 

大学の内情に突っ込んだ情報獲得のツールとしてシラバスの見方・使い方をこれまでお話してきました。

より良い大学選択、大学生活を送れるように情報収集は早いうちから行い、とことんこだわってみてください!

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