東大セミナー通信

2017.07.01塾長メッセージ

将棋の天才現る!


 

14歳の天才棋士の話題で持ち切りです。加計学園問題やら女性代議士の暴言・暴行問題がマスコミを賑わしていますが、藤井聡太君の棋界における活躍は一服の清涼剤であり私たちをワクワクさせてくれます。なんとデビュー以来破竹の29連勝(6月26日現在)を飾り、およそ30年ぶりに新記録を達成したわけですから世間が騒ぐのもうなずけます。棋界デビューもこれまでの加藤一二三さんの14歳7ヶ月より5ヶ月早く、この点でも新記録となっています。加藤棋士が登場した時は「神武以来の天才」と評されたとのことですが、まさしく藤井君も大天才ということになります。俄然、将棋ブームの到来が予想され、すでに将棋教室に申し込みが殺到しているようです。スポーツ会でもそうですが大活躍する人物がでると、斯界自体が活気づき嗜む人が増えます。

 

藤井君で驚いたことがあります。対局中の姿勢やインタビューでの落ち着きなど、およそ14歳の中学2年生とは思えませんが、インタビューの中で「僥倖」(ぎょうこう)という言葉を使った時はたまげました。彼の謙虚な気持ちを表すぴったりな言葉ですが、まさか中学生が使うとは。辞書によると「思いがけない幸運」とありますが、彼の連勝は彼からすれば、思いがけない幸運なのでしょうか。自らの連勝記録に奢ることのなく、謙虚さが感じられて、好感が一層もてます。謙虚とは「自らの至らなさ、未熟さを認識し、それを一歩一歩克服・成長しようとする姿勢」とすれば、「僥倖」という言葉を使った彼はまさしく謙虚というほかありません。茫洋とした風貌と相まって大物感が漂い将来が大いに楽しみです。将棋の世界にもAI(人工知能)の嵐が吹荒れています。近い将来の対戦が楽しみです。

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