東大セミナー通信

2018.08.31保護者通信

ダブルアップコーチングⅤ


みなさんこんにちは。

東大セミナーの大木です。

夏休みも終盤に差し掛かり、いよいよ新学期のスタートが近づいて参りました。

生徒の皆様は納得できる夏休みを送ることができましたか。

 

私は、8月上旬に中学3年生の夏期受験合宿に帯同させて頂き、

多くの受験生と触れ合うなかで、彼らの「熱」を直接感じることができました。

みな一様に真剣な態度で学習に励んでおり、非常に感銘を受けました。

「必ずこの夏の努力が実を結ぶ日を迎えさせてあげたい。」

そう強く想った夏でございました。

保護者のみなさまにおかれましても、

夏の間、大変お忙しい中、夏期講習授業への生徒様の送迎や、

夏期合宿・夏期特訓等各種イベントにご協力頂き、誠にありがとうございました。

新学期もどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

さて、今月は大学入試改革第2世代にあたる、

小学6年生以下の世代の入試情報についてお伝え致します。

先月お伝えした現中学3年生~中学1年生は、

「大学入学共通テスト」と「英語の外部資格・検定試験」が併存する世代です。

一方、現小学6年生以下の世代は、

大学入試における英語の試験が「英語の外部資格・検定試験」のみになり、

高校での学習が新課程となる最初の世代です。

この二つの特徴について、順にみていきましょう。

 

まず、大学入試における英語の試験が「英語の外部資格・検定試験」のみ

になるという点ですが、

英語試験併存世代と比較すると、一見負担が軽そうに見えます。

確かに、大学入学共通テストの英語試験を受験せずに、

英語の外部資格・検定試験のみ受験するため、準備のし易さはあるといえます。

しかし、英語の外部資格・検定試験のみを受験するということは、

より高いレベルで英語4技能の力を修得しておく必要があるということです。

また、現中学3年生~中学1年生世代と違い、

現小学6年生以下の世代は、大学入試本番までにある程度の時間的猶予が残されています。

ということは、それだけ準備する時間があるということですから、

差がつきやすくなるとも言えます。

したがって、正しい方法で早期に学習を始めることが必要であるといえます。

実際に、2018年5月に早稲田大学が発表した、

2021年度入試(現高1生が対象)の一般試験内容では、

既に英語の外部資格・検定試験の配点が大きく設定されていました。[1]

これまで小・中・高と学習してきた国語や数学よりも

英語外部検定試験の配点が高く設定されていること、

ましてやこれが現高校1年生を対象とした試験の配点であることを考えると、

大学入学共通テストの英語試験を受験しない現小学6年生以下の世代は、

相当の期間を経て英語4技能を高いレベルで修得していることを前提にした

試験難易度及び配点になることも考えられます。

東大セミナー各校舎で開催した小学生の保護者様向けの7月保護者会では、

小学校の英語教育の内容についてお伝え致しました[2]が、

やはりこのような内容の英語教育を受ける世代にとっては、

大学受験における英語の試験は相当手ごわいものになるといえるでしょう。

 

次に、高校での学習が新課程となる点について。

この部分をもう少し具体的に述べると、

現中学3年生~中学1年生は大学入試の形式は変わる[3]が、

学習指導要領は変わらない世代であるのに対し、

現小学6年生以下の世代は大学入試の形式変化[4]に加えて、

学習指導要領も新課程になる[5]世代であるということです。

すなわち、この世代は大学入試の試験範囲となる高校の学習を、

現在進行している教育改革における学力の3要素の定義[6]を踏まえて

行っていくということです。

ということは、高校に入学する前に、この新課程に対応するために、

基本的な「知識・技能」といった従来の学力だけでなく、

「思考力・判断力・表現力」「主体性」といった新しい学力も身につけておかなければ、

高校入学後、新課程学習に柔軟に対応できないということになります。

加えてこの世代は、中学在籍時から新課程が始まるため、

高校入試対策としても「思考力・判断力・表現力」「主体性」を

修得していかなければならないとも言えます。

東大セミナーが、小学生向けの「はま道場」に力を入れている理由はここにあります。

すなわち、来るべき新課程学習に備え、先んじて子どもたちに

「思考力・判断力・表現力」「主体性」を修得させることが出来る教育手段として、

これらの講座を設置し、ひいては彼らの大学受験に備えるという中長期的な学習プランを描いているということです。

 

さて、ここまで現小学6年生以下の世代の入試情報についてお伝え致しましたが、

いかがでしたでしょうか。

 

やるべきことが山積しているため、

少し後ろ向きなお気持ちになられた保護者様もいらっしゃるかと存じます。

しかし、保護者様には、これだけの高度な学習を経て、新しい入試を乗り越えた我が子が、

どのような人間に成長していくかを思い描いて頂きたいと思います。

間違いなくこれから大学入試までの間に学ぶことは、

お子さまにとってかけがえのない財産になります。

そして、その力は、お子さまが社会に出たときに必ず彼ら自身を支えてくれます。

我々大人世代がそのことを信じて子どもたちをサポートしていくことこそ

最も大切なことなのです。

東大セミナーはこれからも保護者様と「一緒に強くなる塾」を目指します。

 

来月は9/9(日)19:00~石川県地場産業振興センターにて開催する

「高校合格ガイダンス」の内容についてお伝え致します。

5月の高校合格ガイダンス同様、

東大セミナー学習アドバイザーの清水章弘先生にご講演頂きます。

ご期待ください。

 


[1] 早稲田大学政治経済学部一般入試配点

大学入学共通テスト100点

内訳:外国語25点・国語25点・数学ⅠA25点・選択科目25点

英語外部検定試験及び学部独自試験100点

内訳:英語外部検定試験30点・学部独自試験70点

[2] 2020年4月より、小学校3・4年生は「外国語活動」を、小学校5・6年生は「英語(教科)」を学習する。これに伴い、年間の英語学習時間が、現在と比べ2020年以降、小学校3・4年生は0時間から35時間へ、小学校5・6年生は35時間から70時間へと増加する。※保護者会を欠席された方は、校舎担当までお申し出頂ければ資料をお渡し致します。

[3] 大学入試の英語試験は2種併存型。

[4] 大学入試の英語試験が2種併存型から英語の外部資格・検定試験のみ受験へ。

[5] 現小学6年生は中学3年生から新課程に切り替わります。現学年が1つ下がるごとに新課程切り替え学年も1つ下がります。

[6] 「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性」。今回の教育改革では、「知識・技能」に偏った従来の学力の定義を、学校教育法所定の本来の定義に戻すために、センター試験の廃止をはじめとした様々な具体的取組を実施している。

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