東大セミナー通信

2019.07.30塾長メッセージ

人に好かれる6原則


 

D.カーネギーの名著「人を動かす」に

「人に好かれる6原則」というものがある。

1誠実な関心を寄せる

2笑顔を忘れない

3名前を覚える

4聞き手に回る

5関心のありかを見抜く

6心から褒める

の6つである。

どれも対人関係において大切だと

思えるものばかりである。

しかし、これを全部実行することは案外難しく、

私などはどれ位できているか心許ない。

 

1の「誠実な関心を寄せる」ことは

対人関係において最も大切なものであり、

「人から関心を持たれないほど寂しいことは無い」

というマザー・テレサの言葉が思い起こされる。

人間の根源的な存在に関わることである。

 

2の「笑顔を忘れない」について、

最近気づかされたことがある。

「笑い」について

愉快なことがあるから笑うのではなく、

笑うから愉快になるということである。

どうも脳科学の知見から

そう言えるところがあるらしい。

そうであるならば特段楽しいこと、

愉快なことがなくても

笑顔でいることに意味がある。

 

3の「名前を覚える」も

人間関係の円滑さにおいて

つとに重視されてきた。

田中角栄元首相は

人の名前を覚える名人であったようだ。

類まれな彼の人心掌握術の一つである。

名前を呼ばれ、

話しかけられて悪い気持ちになる人はいない。

相手に対するリスペクトの一つとして

名前を覚えることは有効だ。

 

4の「聞き手に回る」は

コミュニケーションの基本である。

しかしこれが苦手な人が意外に多い。

それは多分に忍耐力と心のゆとりが

必要だからかもしれない。

相手の話の最中にそれを遮って

自分の言いたいことをいうことなどは

もってのほかと言わざるをえない。

私などは、ついそれをやって

途中でハッと気づき

冷や汗をかくことがある。

 

5の「関心のありかを見抜く」であるが、

私はこれが一番難しく感じる。

これができたら一人前であろう。

よってこれができている人に出会ったら、

思わず心を奪われてしまうかもしれない。

1の「誠実な関心を寄せる」から

心がけねばなるまい。

 

最後の6の「心から褒める」については

「心から」が問題である。

「褒める指導」とか「褒める教育」が

言われて久しいが、

その意義については異論がないであろう。

しかし心から褒めるときは、

常日頃相手に誠実な安心を持ち、

関心のありかを見抜く努力が必要である。

単なるうわべの誉め言葉では

相手の心に響かない。

表題に「人に好かれる6原則」とあるが、

人に好かれることを特に意識しなくても

人間関係を楽しく円滑にする

生き方として心がけたいものだ。

 

 

 

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