東大セミナー通信

2021.10.16入試対策

AO入試や推薦入試~知っておきたい大学入試~


皆さんこんにちは。

東大セミナーの町田です。

今回は、「大学の推薦入試やAO入試」についてお伝えします。

皆さん、志望する大学はありますか?

石川県の場合、特に進学校に通う高校生、そして中学生に聞くと、「とりあえず金沢大学」「国公立大学」という返答が多いです。

石川県では、かなり国公立重視の傾向が強く、それに対して私立大学はいわゆる「滑り止め」として扱われることが多いですね。

これが大都市圏だと傾向が変わり、早稲田大学や慶応大学などの最上位私立大学を第一志望に据える生徒も多くなります。

志望する大学が変われば必要な対策も変わります。

最適な対策をしていくためにも、まずは多様化する入試形式について押さえていきましょう。

 

金沢大学の入試制度についてはこちらの記事にまとまっているので、ご参照ください。

【2021年度版】多様化する金沢大学の入試制度を徹底解説!

今回の記事では大学入試全体を視野に、より全般的な情報をお伝えします。

 


目次

1.大学の入試方式

2.学校推薦型選抜について

3.総合型選抜について

4.他にも知っておきたい推薦入試

5.まとめ


 

 

 

1.大学の入試方式


まず、大学入試にはどんな形式があるかをお伝えします。

各大学、特徴的な入試制度を揃えていますが、おおまかに分けると3種類。

「一般選抜」「学校推薦型選抜」「総合型選抜」

のいずれかとなります。

上述の記事にある通り、大学によってはどれにも分類されない独自の入試形式を実施している場合もありますが、ほとんどは上記のどれかに当てはまります。

 

ここで、記事のタイトルと見比べて不思議に思った人もいるのではないでしょうか?

そうです、実は現在、2021年度入試から、「推薦入試」や「AO入試」というものは、それぞれ「学校推薦型選抜」と「総合型選抜」と名前を変えているのです。

同じく「一般入試」と呼ばれていた形式も、現在では「一般選抜」と呼ばれています。

中身が大きく変わったわけではありませんが、ぜひ知っておきたい受験知識ですね。

 

一般選抜は、多くの人がイメージする大学入試そのものです。

学科試験と呼ばれる5教科の試験問題を解き、高得点を獲得した順に合格が決まっていくシンプルな形式です。

 

シンプルとは言っても、大学によって学科試験の形式や位置づけは変わります。

国公立大学に関しては、こちらの記事が一般選抜について詳細にお伝えしていますので、ぜひご覧ください。

国立大学入試における大学入学共通テストの位置づけ

国公立大学 二次試験について

 

一般選抜については上記の記事をご覧いただくとして、こちらの記事では学校推薦型選抜や総合型選抜に焦点を絞ってお伝えしていきます。

 

 

 

2.学校推薦型選抜について


まず「学校推薦型選抜」ですが、こちらは2020年度までで言うところの「推薦入試」と同じものです。

これまでの推薦入試と同じように、大学が推薦枠を設定している高校から数名出願できる「指定校制推薦」と、高校での評定が基準を突破していることを条件にどこの高校からでも出願できる「公募制推薦」に分けられています。

指定校制の場合は高校内で推薦枠を獲得し、出願できればほぼ確実に合格できますが、公募制の場合は出願後も面接や小論文で合格基準を超える成績を獲得できなければ、残念ながら不合格となってしまいます。

 

以前は面接や小論文のみを課し、学科試験は免除されることが多かった推薦入試ですが、最近では学科試験を課す大学も多いです。

公募制の場合は不合格なら一般選抜を受験しなければならないので、「推薦狙いだから勉強はしなくてもいいや!」と軽はずみに判断するのは、注意が必要です。

また、私立大学の学校推薦型選抜での入学者は全入学者の40%以上を占めています。

高校入学時に国公立大学志望であっても、将来や大学を考えるうちに私立大学が候補になる事も多々あります。

過去には戻れないので、高校1年生から評定を意識して学校生活を送る事をお勧めします。

 

 

 

3.総合型選抜について


次に「総合型選抜」ですが、こちらは2020年度までの入試では「AO入試」と呼ばれていました。

総合型選抜は大学の求める人物像(アドミッション・ポリシー)に合致しているかどうかで合否を判定する入試形式です。

合致しているかどうかは小論文や面接、学科試験など大学ごとに定める評価方法で判定します。

 

以前は私立大学を中心にごく一部の合格枠を占めるのみでしたが、最近では国公立大学でも総合型選抜での合格枠を増やしていっています。

3年前の2018年度入試と比較すると、国立大学で1.5倍(4.2%→6.4%)、公立大学で1.35倍(2.5%→3.4%)と、少しずつながら増加傾向なことが分かります。

それでもまだ国公立大学では合格者全体の5%ほどですが、今後もこの調子で合格枠が増加していけば、志望校を狙う選択肢として十分機能する入試形式になっていくでしょう。

 

 

 

4.他にも知っておきたい推薦入試


細かく分類すると、他にも特色のある推薦入試があります。

例えば「地域枠推薦選抜」。

これは一部の国公立大学医学部入試で用いられる制度です。

大学卒業後、一定期間地元の病院で働くことを条件とした推薦入試です。

これは地方の医師不足解消を目的とした制度ですが、地域医療に貢献することを志とする人にとっては、とても心強い入試制度です。

金沢大学を例に、大まかにご紹介します。

詳しくは各大学のHPでご確認下さい。

 

・金沢大学2020年度の募集要項【石川県枠】

卒業して臨床研修を行った後、7年間診療に従事する。

修学資金として、大学入学から卒業までの6年間、月額200,000円貸与される

(指定する石川県内の医療機関において、7年間診療に従事した場合、返還が免除される)

申請期間は10月1日~10月31日

 

過去の募集要項ですが、石川県の地域医療に貢献することを目的とするならば、とても条件が良いです。

ただ、出願前に石川県に申請を行い、面接を受ける必要があります。

申請期間も決まっているので、早くから情報を得ている必要があります。

 

そして現在はより細かく出願に際して条件が決められています。

令和3年から「KUGS特別入試」が実施されており、その出願に関してKUGS高大接続プログラムで出願が認められた者、GSC[(国立研究開発法人化学技術振興機構のグローバルサイエンスキャンパス事業)の第一段階を修了した者など、自分の状況を調べてなお、正直分かりかねる内容となっています。

学校の先生や塾の先生に出来るだけ早く相談してみる事が一番です。

 

 

 

5.まとめ

今回は大学入試制度、特に推薦入試についてお伝えしました。

大学入学のためには一般入試だけではない事を知っていただけたかと思います。

その上で自分の将来について、この機会に大学や学部についても考えてみましょう。

理由は毎年6~7月にかけて、各大学が募集要項を出し、早ければ7月頃から各高校で指定校制の校内選考が始まるからです。

気が付いたら出願時期が過ぎていたという事がないよう、高校3年生はもとより、高校1年生、2年生、なんなら中学生のうちから先を見据えましょう。

 

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