東大セミナー通信

2021.10.06教育情報

泉丘高校の合格ライン ~偏差値とは~


皆さんこんにちは。東大セミナーの川本です。

10月となり、地域統一テストも近づいてきました。
志望校について、色々迷う方も多いと思います。

そこで今回は、中学生向けに合格ライン・偏差値といった内容について共有致します。

 


目次

1.偏差値とは

2.泉丘高校の合格ライン

3.模試での目標偏差値

4.偏差値で一喜一憂する前に


 

 

 

1.偏差値とは

偏差値とは何か、数式で表すと、

(Wikipediaより)

と表記されます。正直、中学生では何のことか良く分からないと思います。
そこで、一言で表すならば、偏差値とは「自分の位置(順位)を把握するための数値」です。
もう少し具体的に言うと(正規分布の場合)、
・偏差値70 → 上位約2.28%
・偏差値60 → 上位約15.87%
・偏差値50 → 上記50%(平均値)
・偏差値40 → 下位約15.87%
・偏差値30 → 下位約2.28%
となります。では、なぜ「偏差値」が必要なのか。それは
高校受験の合否とは、点数ではなく順位で決まるものであり、テストによって平均点が異なるから」です。

テストにより平均点は様々です。そのため、同じ点数でも、その価値はテストによって異なります。
例えば「60点」。
平均が80点のテストであれば、「何をやっていたんだ!」と言われ、
平均が30点のテストであれば、「すごい、素晴らしい!」と言われます。
夏明けの実力テストなど、平均点が低いテストもあることは、中学生の皆さんが一番知っていることかと。

そして高校入試の合否は、得点ではなく順位で決まります。
そのため、得点以上に自分の位置を正確に把握することが重要です。
その指標が「偏差値」となります。

 

 

 

2.泉丘高校の合格ライン


では、泉丘高校の合格ライン(目標とする偏差値)はいくつなのか。
一般的に、インターネットで検索すると、「70-72」と表されているものが多いようです。
これは正しい数値なのでしょうか? 推定論で考えてみましょう。

2021年現在、石川県内には55校の高等学校が存在します(高専含まず)。
また石川県は、色々な数値が全国のおおよそ1/100になることから、
人口約1億2000万人 × 1/100(中3生世代を1/100と推定) × 1/100 = 12000人が
中3生の人数(石川県)と考えられます。
(実際はもう少し減り約10000人です。また石川県の高校進学率は99.4%とほぼ100%です。)

ということは、
仮に金沢大学附属高校(定員120名)と泉丘高校(定員400名)をトップ校とすると、

合わせて520名。つまり、520/12000=約4.3%となります。
上位4.3%を偏差値に換算すると、約「68」。
これは最低ラインのため、「70-72」という値は、推定論でもおおよそ正しい数値と言えます。

 

 

 

3.模試での目標偏差値


それでは、模試で偏差値「70-72」がなければ泉丘高校合格はあり得ない!
と言えるかとなると、それは間違いです。

例えば、「石川県総合模試」。
こちらの模試であれば、泉丘高校の合格ラインは「61-62」くらいです。
(確実というわけではありませんが、十分合格できるラインです。)

では、なぜそのような数値になるのか。以下、その理由です。

(1)模試を受ける生徒の学力層
上記偏差値「70-72」というのは、石川県全体での位置を表します。
しかし、石川県の公立高校入試では、定員割れをしている高校も多くあります。
そういった中で、わざわざ日曜日に模試を受験する方は、一定以上の学力層の方が多く、
その成績上位者の中での偏差値となると、「61-62」(確実なのは65)となります。

(2)金沢大学附属高校・泉丘高校以外
成績上位者が、全員金沢大学附属高校、もしくは泉丘高校に進学するわけではありません。
県外の難関校への進学や、石川高専、七尾高校、小松高校、星稜高校といった各地区のトップ校、
また特色のある高校へ進学する方もおられます。
上記推定論では、成績上位者が全員金沢大学附属高校・泉丘高校に進学した場合という計算のため、
実際と多少の差が出てきているわけです。

 

 

 

4.偏差値で一喜一憂する前に


私は面談の際に、合格判定(AとかDとか)は、全く使用しません。
合格判定は、良ければ付けあがる、悪ければ凹むため、あくまで参考値です。

ただ逆に、必ず確認するものがあります。
それが、度数分布表(ヒストグラム)です。
何度も言いますが、合否は順位で決まります。その把握のための偏差値ではありますが、
形式や難度、添削基準によって、度数分布は大きく変化します。
特に石川県総合模試は、最大で約5000人が受験します。
石川県全体の中3生の数を考えると、これは限りなく本番に近いデータです。
時期にもよりますが、各高校の倍率(約1.1~1.8)を加味して受験校を相談します。

 

総合模試に限りませんが、模試によって、その形式・難度・添削基準・受験者層・平均点がバラバラです。
結果は結果として、正確に分析しなければなりません。上記ぜひ参考にしてください。
できれば、学校や塾の先生といった方と、正しく数値を分析することをお勧めします。

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