東大セミナー通信

2020.09.30保護者通信

ダブルアップコーチングXXIV


みなさんこんにちは。

東大セミナーの大木です。

早いものでもう10月。

 

高3生は全国統一高校生テストが控えており、

いよいよ本番に向けてラストスパートの時期。

中3生も翌月に控える

地域統一テストに向けて正念場です。

急に肌寒くなってきましたので、

体調にも十分注意しながら、

勉強に励んで下さい。

 

今月は、受験生が必ず実施する

「過去問演習」についてお話致します。

 

 

 

 

1 過去問演習の意義


 

過去問演習の意義について

みなさんはどうお考えでしょうか。

生徒たちは、「最後の仕上げ」

「自身の勉強の完成度を測定すること」が

過去問演習の意義であるとよく口にします。

しかし、果たして本当にそれだけでしょうか。

今月はこの過去問演習の意義について

新しい視点を持って頂きたいと思います。

 

 

 

2 頂上までの距離を測る


 

登山を例に考えてみましょう。

山に登るとき、頂上までの距離を

知らずに登り始めることはありません。

もちろん正確に何メートルというところまで

把握する人は少ないでしょうが、

多くの人は頂上までのだいたいの距離を

目測してから登りますよね。

 

過去問演習もこれと同じです。

すなわち、過去問を実際に解いてみることで、

現在の自分の地点と頂上(目標得点)との

距離を知ることが出来るのです。

 

仮に直前期に過去問を解いてみて、

目標得点までの距離を

残り時間で埋めることが物理的に

不可能だったらもう打つ手はありません。

 

ですから、過去問演習には、

「直前期の仕上げ」以外に、

事前に目標得点までの距離を測定しておき、

残り期間の学習の段取りを

正確に整理しておくという意義もあるのです。

 

 

 

3 辿るべきルートを選定する


 

ここでも登山で考えてみましょう。

頂上までの距離が分かったとしても、

どのような登山ルートなのかは

実際に山を登ってみないとわかりません。

 

例えば、なだらかだが長い道のりを

歩かなければならない山(A)なのか、

急な勾配だが短い距離を歩くことで

頂上に辿り着ける山(B)なのか、

あるいは断崖絶壁を

登らなければならない山(C)なのか…。

 

そして、どんな山なのかによって、

登頂成功に向けた

トレーニング内容は変わってきます。

 

Aの場合であれば

持久力を鍛える必要がありますし、

Bの場合は瞬発力を鍛える必要があります。

またCの場合は、下半身だけでなく

上半身も鍛える必要があるし、

ロッククライミングの技術も

修得しておかなければなりません。

過去問演習も同じです。

過去問を実際に解いてみることで、

自分が修得しなければならない力がわかるのです。

 

これも直前に初めて過去問を解いてみて

その時点で「こういう力が必要だった!」

となっても手遅れというわけです。

ですから、過去問演習には

「自分が修得すべき力を選定する」

という意義もあるのです。

 

 

 

4 受験勉強の効率を最大化する


 

3によって、

自分が修得すべき力が明確になれば、

その後の期間の勉強の効率を

大幅に向上させることができます。

 

なんとなく全教科満遍なく勉強するのではなく、

目標得点に対して最も伸びしろのある

単元やジャンルに多くの時間を割き、

より効率的に目標達成を目指すのです。

 

特にこれは大学受験の際に重要になってきます。

大学受験では、大学によって

出題傾向が全く異なるため、

事前にこれを把握したうえで

勉強するのとしないのでは

勉強効率に雲泥の差が生じます。

 

そもそも6割取れれば合格する試験(二次試験)の

準備のために100%の準備をしてから

過去問演習を行うのはナンセンスです。

むしろ早めに実戦を経験し、

60%をどう積み上げるかを考える方がはるかに

合格可能性を高めることができるでしょう。

 

過去問演習には、

「その後の勉強効率を最大化する」

という意義もあるのです。

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

過去問演習の意義について

新しい視点を持って頂けたなら幸いです。

受験生のみなさんは必ず、

非受験学年のみなさんも、

なるべく早い段階で実際に過去問を解いてみて、

上記2~4を明確にしてみて下さい。

 

 

 

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