東大セミナー通信

2020.12.01保護者通信

受験生を支える、ご家庭でのコーチング


みなさんこんにちは。

東大セミナーの大木です。

 

気が付けば師走-

2020年は様々な面で

社会が大きく変わった1年でした。

 

生徒の皆さんにとっても、

休校措置や部活動の自粛など、

生活が大きく変化し、

大変な1年だったと思います。

 

受験生のみなさんは

不安も大きかったことでしょう。

しかし、そのような中でも、

校舎現場などで、真剣に勉強する

皆さんの姿を見せて頂きました。

 

今の自分にできることを

着実にこなしてきたという事実は、

きっと入試本番で皆さんを支えてくれます。

本番まであと僅かですが、最後までやり抜き、

後悔の無い受験にしましょうね。

 

この時期は特に、

ご家庭での保護者様による

お子さまのサポートも重要。

 

そこで今回は、ご家庭でのコーチングについて

お話致します。

 

 

 

1 まず、自分を変える


 

「子どものことが心配。」

「失敗したらどうしよう。」

 

そんな想いから、ついついお子さまに

否定的な言葉を発してしまったり、

干渉しすぎたりした経験は

誰にでもあるでしょう。

 

しかしこれでは

子どもやる気は上がりませんし、

ましてや自主性は育ちません。

 

いわゆる内発的動機

(自らの中にある「これをやろう」という動機)

がある状態が最も理想的で、

人の行動力を最大化できるのですが、

過干渉は本人の主体性を委縮させてしまいます。

 

受験合格という目の前の目標に対しても

そうですが、その後の人生を考えても、

子どもたちに主体性を持ってもらうことこそ、

我々の最大の望みであるはずです。

 

ですから、大人自身が、自らの行動を振り返り、

過干渉してしまう原因と向き合い、

自分の行動を変えていくことが大切です。

 

 

 

2 自分自身が一番不安


 

「結果を出せるか。」

「良い点を取れるか。」

といった不安から、子どもたちに

「勉強しなさい。」

「テストの見直しはしたのか。」など、

ついつい言ってしまいますよね。

 

しかし、この発言の原因は、

自分自身の不安であることを

認識しなければなりません。

 

自身の不安を抑えられずに発してしまう言葉は、

子どもたちに響きません。

 

なぜなら、そこでは子どもたちの感情や

想いが置き去りにされているからです。

 

一番不安なのも、一番何とかしたいと思っているのも

子どもたち自身です。

 

その子どもたちを置き去りにした言動に対して、

きっと彼らはこう答えるでしょう。

 

「言われなくてもわかっている。」

「うるさい。」-。

 

これに対してさらに叱ってしまっては、

もう…。

 

これはシグナルなのです。

自分自身の不安を抑えられずに、

子どもに過干渉しているということに対する

警告なのです。

 

ですからこのような場合は、

大人が一度立ち止まり、自らの言動と

その原因を省みる必要があるのです。

 

 

 

3 「叱る」から「問いかける」へ


 

では具体的にどうすべきか。

「叱る」から「問いかける」に

シフトすれば良いのです。

 

「宿題やりなさい。」ではなく、

「今日は何を習ったの?」

「わからないところはなかった?」

と問いかける。

 

すると、わからないところがあれば

子どもたちは「宿題をしなければ」

と思うのです。

 

「テレビ見るのやめなさい。」ではなく、

「何か手伝えることはある?」と問いかける。

 

すると、子どもたちは

「テレビ見終わったら少し勉強するか。」

と思うのです。

 

大切なのは、彼ら自身に考えさせて

判断させて行動させることです。

もちろん時間はかかります。

 

でも考えてみて下さい。

大人だって自分の習慣を変えるのは

とても大変だと思いませんか?

 

 

 

4 自身の経験を伝える


 

保護者様自身の経験談を

お子さまに伝えるのもとても大切なことです。

 

例えば自身の学生時代の受験勉強の話や、

部活の話、友人関係の話などです。

 

辛かった、楽しかった、悲しかったという

リアルな感情を伴う話(ストーリー)は、

聞き手の心を最も動かします。

 

注意すべき点としては、自慢話はしないこと。

むしろ失敗談を伝える方が、

「失敗しても大丈夫」

「失敗があったから今がある」ということを、

子どもたちに伝えることができるでしょう。

 

 

 

5 親の役割


 

親は、子どもにとって、

安心して頼れる存在でなければなりません。

安心して頼れる存在がいるからこそ、

子どもの自主性が育つのです。

 

子どもが失敗したとき、

想定していた結果を出せなかったとき、

そんな時こそ大人が「大人の対応」をして、

子どもが安心して次のトライに踏み出せるように

導いてあげなければなりません。

 

そこで叱ってしまうのは、

その失敗・結果が自分自身の高すぎる要求に

起因していることを認めたくないという

「大人げない対応」であることを

理解しておきましょう。

 

「受験」という目の前の目標に

視野を捉われることなく、

子どもたちに主体性ある人間に

成長してもらうことこそ

教育の最大の目的であることを胸に、

ご家庭でのコーチングを

見直してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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