東大セミナー通信

2021.02.23入試対策について

「答えのない問い」に答える―課題解決型学...


皆さんこんにちは。

東大セミナーの堀越です。

 

昨今、大学入試問題の大幅改革について議論されています。

 

その改革の大きなポイントとして

「1点刻みの得点を争う入試」から

正解のない問題や

 正解が1つとは限らない問題に対する、

 論証能力を見る」ことがあげられています。

 

では、具体的に「答えのない問いに答える」手段や

「答えのない問いに答える力」を身につけるには

どのような学習を行っていけばよいのでしょうか?

 

今回は、そんな疑問を持つ人のために、

課題解決型学習(PBL)についてお伝えします。

 

 

 


目次

1 課題解決型学習とは?

2 「答えのない問い」を考えるポイント

3 まとめ

 

 

 


 

 

 

1 課題解決型学習とは?


 

課題解決型学習

(PBL=Project Based Learning)とは、

知識の暗記をはじめとした受け身な学習ではなく、

自ら問題(課題)を発見し、解決策を考え、

それを表現(説明)する能力を養うことを

目的とした学習法です。

 

 

最近では

「アクティブラーニング

 (講義形式の授業ではなく、

 ディベートやプレゼンテーションなど、

 生徒自身が主体的に取り組む授業の形式)」

の一環として学校の授業でも取り入れられ、

入試問題でも小論文試験などを中心に、

課題解決型の問題を解くことが多くなってきています。

 

 

この課題解決型学習の最大の特徴は、

「これ」と決まった答えが用意されていないことです。

 

これまでの学校での勉強や入試問題では、

教科書や資料集を読んだり、

正しく計算を進めたりすれば

答えにたどり着くというものが中心でした。

 

それはつまり、中学校なら中学校、

高校なら高校で教えられる内容について、

どれだけ覚えているか、

どれだけ理解できているかということを問うもの、

答えのある問い」です。

 

しかし学校を卒業し社会に出た後、

目の前の問題に明確な答えがあることが

どれだけあるでしょうか?

 

現在の世界はグローバル化や技術の進歩によって、

社会問題はどんどん複雑になり、

その解決策は当然教科書には載っていません。

現代社会で実際に生きていくうえで

重要になるのは、そういった

答えのない問い」に答える力、

すなわち課題解決力なのです。

 

とはいえこれまであまり経験のない学習ですから、

どう取り組んでいいのか不安だという方も多いと思います。

 

次からは、この課題解決型学習への取り組み方、

「答えのない問い」に答える具体的方法をお話しします。

 

 

 

2 「答えのない問い」を考えるポイント


 

まず、具体的な課題解決型学習の問題を

一つ挙げてみます。

 

 

対象になる地域を一つ決め、

その地域の地理的特徴や産業・名産品を生かした

観光ツアーを立案しなさい。

ただし、そのツアーの行程は4時間に収まるものでなければならない。

 

 

どうでしょうか?

 

一見して、

これまでの定期テストや入試問題で

見てきたものと違うことが分かるかと思います。

 

当然、教科書を探しても

「観光ツアーの作り方」は載っていません。

 

インターネットで検索すれば

関連するサイトは見つかるかもしれませんが、

そのものズバリな答えは見つからないでしょう。

 

これが「答えのない問い」の一例です。

 

このような問いを考える上でのポイントは、

適切に問題点を分解し、

 考えやすい形に再構築すること」です。

 

今回の例では、対象の地域を決めるために、

「地理的特徴・産業・名産品を

 生かした観光ツアー」

であったり、

「ツアーの行程を4時間にまとめる」

であったりの条件をクリアしなければなりません。

 

そこから、

クリアするにはどうすればいいか?」を考えます。

 

そうすると、

「何か地理的な特徴がある地域であること」

「4時間で回れる範囲に、

 複数の観光ポイントがあること」

といった条件に言い換えられます。

 

また、観光ツアーということについても、

「観光地を回るコースを作る」

「見て回るだけでなく、

 経済効果が出るような場所をチョイスする」

「何か地理的な学びになる

 (興味を引く)要素を設ける」など、

考えやすい言葉にたな卸しすることが重要です。

 

これによって、

随分と考えやすくなったのではないでしょうか?

 

 

このように、

問題を見てすぐに答えられないようなものでも、

問題を細かく分解して、その一つ一つを

考えやすいように再構築することで、

解答するイメージがつかめてくるかと思います。

 

 

 

まとめ


 

ここまで、

最近学校や入試でも広く取り入れられている

課題解決型学習について、またそこで重要になる

「答えのない問い」に答えるということについて

お話してきました。

 

考えるポイントは

これまでお伝えしてきた通りですが、

実際にその場でポイントを実践するためには、

日頃から課題解決的な考え方をする

トレーニングをしていることが重要です。

 

 

東大セミナーではそうした

「答えのない問い」にも対応できる

思考力・表現力を養うために、

「生徒自身が考える」時間を大切にする

授業を実施しています。

 

受験に必要な知識やテクニックだけでなく、

問題解決の手法をコーチングし、

できるようになるまで徹底的にサポートします。

 

 

今回はごく基本的な考え方を紹介しました。

「もっとポイントを知りたい!」

「考える力を身につけたい!」という方は、

ぜひ一度ご相談ください。

 

 

 

 

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