東大セミナー通信

2021.03.13教育情報

自ら学ぶ人になるには?


皆さんこんにちは。

東大セミナーの中島です。

 

今回は、

「自ら学ぶ人になるには?」

というテーマでお伝えします。

 

 


目次

1.自ら学ぶ人=自己調整学習ができる人

2.自己調整学習の段階

3.自己調整的ではない学習

4.自己調整的な学習

5.まとめ


 

 

 

 

1.自ら学ぶ人=自己調整学習ができる人


 

2021年度より新学習指導要領となり、

その中で育成すべき資質・能力の一つに

あげられているものとして「学びに向かう力、人間性等」

とあります。

 

つまり、

日本の社会が自ら学ぶ人を必要としている

ということです。

 

また教育心理学の世界では、

自ら学ぶ人について「自己調整学習」という言葉で

研究が進められています。

 

ここでは、自己調整学習ができる人が

自ら学ぶ力があるということで

話を進めていきます。

 

 

 

 

2.自己調整学習の段階


 

自己調整学習にはいくつかの段階があります。

 

  • ①目標を立てる
  • ②計画を作成する
  • ③計画を実行する
  • ④結果を踏まえて振り返る
  • ⑤①にもどる

 

 

一見すると

「なんだ、それくらいならできてるよ」と

思われるかもしれませんが、

これらの項目をどのように実施するかが

自己調整的な学習か

そうでないかに別れてしまいます。

 

 

 

 

3.自己調整的ではない学習


 

まず、前のテーマでお話しした

①~⑤の段階について、

自己調整的ではない学習だと

どのようになるのかご説明します。

 

①目標があいまい

・漠然とした目標設定になっている。

 例:たくさん勉強する、集中する時間を増やす

 

②計画もおぼろげ

・そもそも目標があいまいなので

 目標が達成できる計画なのか判断できない

 例:○月○日(〇) 英語、○月○日(〇) 数学

 

③効率的な勉強法を実施していない

・効率的な勉強法が分からない

 (調べていない)ため、

 苦手な教科ほど丸暗記で乗り越えようとする。

・時間をかけて勉強したら満足している。

 

④振り返りができていない

・「なんかいまいちだったな…」で終了している。

・目標に対して計画を実行した結果

 どうだったかという振り返りができないので、

 「自分は頭が悪い」という結論になってしまい

 勉強のモチベーションが下がる。

 

 

この場合、

モチベーションが下がってしまっているので

「また目標を立てて頑張ろう!」とは

思えませんよね。

 

そうなると、自己調整的な学習が

できなくなるという悪循環に陥ってしまいます。

 

では、この学習のどこを改善すれば

良いサイクルになっていくでしょうか?

 

 

 

 

4.自己調整的な学習


 

次に、自己調整的な学習とは

どのように実施されているのか

見ていきましょう。

 

①明確で効果が後でわかりやすい目標

・振り返りのときに実際に文を書いてみて、

 書ければ目標達成、

 かけなければ目標未達成というふうに、

 明確な目標になっている。

 例:関係代名詞をすべて覚えて、

   それぞれの関係代名詞を使って

   文をつくれるようになる

 

②計画を作成する

・目標に対していつ、何をするべきか

 具体的に作成できている。

・日々の計画も遂行できたかどうかが

 明確な内容になっている。

 例:〇月○日(〇) 

   英語テキスト〇ページ~〇ページ

 

③計画を実行する

・②で具体的に計画がつくられているので、

 実行しやすい。

 また、計画実行中は集中するためには

 どうすればよいか考えたり、

 効率的な学習方法も試したりしている。

 

 

④結果を踏まえて振り返る。

・立てた目標がどの程度達成できたか確認する。

 この際に、どれくらい目標が達成できたか

 わかるので自己効力感を得ることができ、

 次へのモチベーションにつながる。

 

このように学習を進めることができれば、

新たな目標を立てて

勉強していくのが楽しくなっていき、

結果的にテストの成績も上がります。

 

 

 

5.まとめ


 

今回は、

自ら学ぶ人は自己調整学習ができている

ということをお伝えしました。

 

自分の学習を振り返ってみていかがでしょうか?

 

もし、自己調整的学習ができていない方は

ぜひ参考にしてみてください!

 

 

SNSでシェアする
ページTOPへ
facebook