すぐ始められない時の勉強の始め方 - 石川県金沢市・野々市市・白山市の学習塾 - 東大セミナー
2021.11.17勉強法

すぐ始められない時の勉強の始め方


皆さんこんにちは。東大セミナーの吉長です。

今回は、「すぐ始められない時の勉強の始め方」についてお伝えします。


目次

1. こんなことはありませんか?

2. サッと始められる勉強とは?

3-1. 方法①机に向かって行う勉強から始めない。

3-2. 方法②学習に必要な作業を始める。

3-3.方法③勉強と別の動作・行動を組み合わせる

4. 性格に合った学習を選択すること


 

 

 

1. こんなことはありませんか?


「家に帰ってきたし、さあ勉強しよう!」と思ったとき、ふと時計を見ると、16時40分。

「・・・・・17時から始めよう!」と考えてしまう。

またしばらく時間が経ち、時計を見ると、17時05分。

「・・・・・キリが悪いから17時30分から始めよう!」

またしばらく時間が経ち、時計を見ると、17時38分。

「・・・・・18時から始めよう、いや、夕ご飯食べてからにしよう!」

 

なぜか、キリの良い時間から始めようというルールにより、結局勉強開始のタイミングを見失い、後回しにしてしまうという状況、

皆さん、こんなことはありませんか?

 

ノーストレスで勉強を開始できる人ばかりではありませんので、なかなかサッと始められない状況をつくってしまうことはよくあります。

勉強を頑張りたい気持ちは持っている人でもなかなか思うようにいかない状況はあるはずです。

 

かくいう私自身がこのように謎の“キリの良い時間から始めようルール”のもと、中学生時代を過ごしてきたこともあり、勉強時間の確保に悩んだ時期がありました。

 

もちろんこういった状況に当てはまらない人も多くいるかと思いますが、生徒と話をしていても、保護者の方と話をしていてもよく耳にするのが、

「うちの子は勉強を始めるのが遅くて・・・」というお悩みです。

度々ご相談で聞くことがあります。

 

 

 

2. サッと始められる勉強とは?


自分の部屋に行き、かばんから教材とノートを取り出し、問題集を開き、ノートを開き、ペンを持って勉強を始める。

「さて、何から始めようかな?とりあえず学校の課題かな、塾の宿題かな、どうしようかな・・・・。」と考えてしまう。

 

こんなことをしていると、勉強を始めるのに非常に時間がかかってしまいます。

こんなことはよくありませんか?(きっとあるはず)

 

やるべきことが多い受験生は特に、何から始めるかを考えるだけで時間がかかります。

自分の部屋に行くまでは勉強のやる気100%でも、自分の部屋に到着した途端、目の前の誘惑(マンガ・雑誌・ゲーム・タブレット・テレビ・ベッド・・・)に負けてしまい、勉強の開始が鈍くなってしまう人は決して少なくないはずです。

また、“何を勉強するかを決めていない”状況があれば、なおのこと始めにくくなります。

 

では、こういった形で勉強の開始に時間のかかる人は、どうしたら良いのでしょうか?

 

 

 

3-1. 方法①机に向かって行う勉強から始めない。


机に座ってからしかできない学習から始めない!というのがポイントです。

 

何も机に向かってする勉強だけが勉強ではありません。

最初はソファの上でもできる勉強から開始するのです。

英語の単語帳や教科内容をまとめたミニブックのような参考書、一問一答形式の問題集など、まずは見ることで始められる学習を開始してしまうということです。

場所は、自分の部屋でも良いですが、家族がいるリビングでもどこでも構いません。

 

とにかく、3秒で開始できるものを行うことです。

長く続けなければならないと思わなくてもよいですが、15分~30分ぐらいは少し踏ん張って、続けてみると効果は大きくなります。

※16時40分からだと、17時まで取り組めます!

 

 

 

3-2. 方法②学習に必要な作業を始める。


テスト復習をする際に、問題のコピーをノートに貼って行ったりすると、問題と解答を合わせて確認できるので効果的です。

勉強の開始に時間のかかる人には、この“ノートに貼る作業”だけを始めるという方法もおすすめです。

問題はまだ解かなくて良いので、作業が終われば、すぐに復習が開始できるノートを作ってしまうというイメージです。

単純に、切って貼るという文字通りの作業なので、別のことをしながらの作業でも構いません。

※テレビをつけたままや、音楽を流したままなど

また、切って貼る作業ではなく、ノートに罫線を引く作業をするというのも一つです。

 

大事なことは、学習に“必要”な作業から始めるということです。

問題を解くことだけが勉強ではありません。

学習(復習)しやすいノート作りなどは、学習の質を高めていくために不可欠なものになります。

 

自分の学習法を確立していくために、ノートの活用は必須です。

問題を解くことと合わせて頭の中の情報を整理しながら問題を解き進めるための準備として、作業をするのです。

※ノート活用の具体策に関しては、別の記事でご紹介します。

 

 

 

3-3.方法③勉強と別の動作・行動を組み合わせる


所謂“ながら勉強”というのはあまり効果的な勉強ではありません。

音楽を聞きながらやテレビを見ながらの状況での学習、また友達と話しながらの学習も基本的には、非効率な学習でまったくオススメしません。

 

ただ、意図的に組み合わせて行うことができるものもあります。

お風呂に入りながらリスニングの音源を流してみたり、歯磨きをしながら英単語を覚えてみるなど、日常生活の中で行っている動作に勉強を組み合わせるというのも、長く続けられる一つの方法です。

 

 

 

4. 性格に合った学習を選択すること


前述した方法以外にも、サッと始める学習方法はあると思いますが、共通する部分は、事前にやることを決めておくことだと考えています。

ガチガチのスケジュールを決めても良いですが、その日その日の状況である程度判断したい人は、選択肢を決めておくことをおススメします(多くても3つぐらい)。

 

同じ学習法でも人によって合う合わないはあります。

特に継続して実行できるかどうかは性格によっても変わるかもしれません。

最初に始めた勉強法が、1ヵ月はできたが、その先続かなかったということは非常に良くある話です。

ただこのこと自体も踏まえて、実行することを決めるのが重要です。

※1ヵ月後に別の方法を実行することを事前に決めてしまうなどです。

ちなみに私は、方法②を実践して過ごしてみると、当初の“キリの良い時間から始めようルール”に囚われることなく、学習を開始できるようになりました。

 

中学生のうちにこの課題を克服しておけば、高校に入学後にも学習の効率は下げずに進めていくことができます。

※また、あまりお勧めはしませんが、「寝そべりながら勉強する」や「筋トレしながら勉強する」などとにかく開始してしまおうと色々試してみたこともありました。

そして、どれが自分の性格に合っているのかを“選択する”というのが大きなポイントでした。

 

勉強をすることを前提にすると、自分に合うのがないからしないという判断をしてしまうかもしれません。

上記の選択肢はあくまで例ですが、選択肢が無限にあるわけではありませんが、やり方は必ず見つかります。

むしろ試して色々行動してみるだけでも価値はあります。

 

是非、勉強の開始に時間がかかってしまう人、もしくは“キリの良い時間から始めようルール”に囚われている人など、意外と自分の行動はきっかけ次第で変えることが出来ます。

まずは第一歩行動してみてください。

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、37年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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