受験と脳科学 - 石川県金沢市・野々市市・白山市の学習塾 - 東大セミナー
2021.11.03保護者通信

受験と脳科学


 

10月もあと数日で終わり晩秋に差し掛かるこのごろ、受験生も少しずつ不安が脳裏をよぎる。中3生は11月に有力な進路決定の資料となる地域統一テストを間近に控えて緊張感も日増しに高まってくるのも今ごろだ。このような状況で私たちが生徒にどのような助言をできるか真価が問われる。近年私が得た脳科学の知見で有益と思われることを少し挙げてみる。 

その1つは「不安は書き出してみる」である。考えてみると「不安」の正体は漠然としていることが多く、単に心理的に落ち着かなかったり、焦りだったりすることであったりする。
そうであるならば、その「不安」をクリアにすることで対処できるのではないか。紙に改めて書き出すことで案外大したことではないな、とか何でこんなことで悩んでいたのか、といったことは私の狭い経験でもあったことだ。夜に深刻に迷い悩んだことでも翌朝になれば何でこんなことに悩んでいたのだろうかと思うことが皆さんの経験でもあるのではないだろうか。これに似た心理構造ではないかと推測する。苦手単元を洗い出して紙に書くことは明確な学習の指針にもなりこの点でも可視化することは効果的だと思うのである。 

その2つ目は「勉強の中断は切の悪いところで行う」である。休憩は問題集の小問の途中でとれば勉強に復帰しやすいようである。切の良いところで止めると「もう、一区切りついたからいいや」となってしまいがちだからであろう。その点、途中で止めると脳は気にかけてくれて勉強に復帰しやすくなるのである。脳は意外と怠惰なようである。心理学で「ツァイガルニク効果」と言うようだ。 

3つ目は「やる気が出ないときは身体を動かす」である。「やる気」は厄介な代物で私たちの永遠のテーマである。心理学では「作業興奮」といって身体を動かすことは「やる気」を司る脳の部位(側坐核)を刺激するとのことである。部屋を片付けることは勉強の環境を整えると同時に「やる気」を引き起こしてくれる。また、とにかく座って机上を片付け教科書、問題集を開くだけでもそのうち「やろうか、という気持ち」が沸き起こった経験のある方が多いのではないかと思う。
以上3点、お役に立てたら幸せである。

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、37年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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