衆議院の解散の時期が毎日のように取り沙汰されていますが、9月10日の任期切れも間近に迫り、支持率低迷にあえぐ麻生首相の選択の幅もどんどん狭まり苦しい状況が続いています。昨日の自民党選挙対策委員長による東国原宮崎県知事の担ぎ出しには正直なところ驚きました。東国原知事の全国に向けての宮崎県のアピールが高く評価されて、地元の支持率が90%近くあるとのことですが、その人気を当て込んでの行動でしょう。確かにこれまでにもタレント議員は沢山いたし、今回の件を一方的に非難するものではありませんが、政府自民党もここまで追い込まれているのかという感慨を持たざるをえません。次の衆院選は100年に1度という国難に当たって私たち国民の投票行動の真価が問われるものとなります。地縁、血縁など従来からのしがらみや漠然としたイメージなどで投票することは将来のためにも許されません。
私たちは、あらゆる場面で自らの態度を選び行動しています。この何でもないことが実は重大で、人間の幸・不幸、成功・不成功がこれによって決まるといっても過言ではないでしょう。仕事でも、勉強でも、習い事でも楽しんでやるのと、いやいやながらするのとでは雲泥の差があります。そしてその態度を選んでいるのはあくまで私たち自身であり、環境のせいでも周りの人たちせいでもありません。環境が人に与える影響は確かにあると思いますが、しかし同じ環境・状況にあって人は全く同じ選択、行動をとるものなのでしょうか。
私は必ずしも同じ選択・行動をとるとはかぎらないし、むしろ多様ではないかと思います。
どんなに劣悪な環境・状況下でも人は前向きで、思いやりや愛のある行動・態度を選択することができると信じています。自分の態度・行動はあらゆる選択肢の中からあくまで自分自身で選んでいるという何でもない事実に気づきたいものです。
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