「リーダーシップについて考える」 - 石川県金沢市・野々市市・白山市の学習塾 - 東大セミナー
2012.11.01塾長ブログ

「リーダーシップについて考える」


近頃リーダーシップについて考えることが多い。企業活動においても、奉仕団体においてもリーダーシップは必須であると思う。 このリーダーシップはリーダーだけに求められるものでは無く、社会生活をしていく上で全ての人に無くてはならないものである。 自分の考えを相手に伝え、理解してもらい、多くの人に影響を与え、巻き込んでいく。 これらはリーダーシップにかかわることがらである。プロジェクトを企画し推進していく上でリーダーシップが求められる所以である。

 

山中教授のiPS細胞に関する研究がこの度ノーベル賞をもらったが、研究チームのチームワークのみならず教授の優れたリーダーシップがあったに相違ない。 当社においても多くのプロジェクトがあるが、部門が違う人にプロジェクトの目的(狙い)、 意義、推進方法などを理解してもらい協力を仰がなければ旨く行かない。このとき担当者のリーダーシップが正しく問われるのである。 よくコミュニケーション能力ということが言われるが、それはリーダーシップの一部である。

 

経営の世界ではリーダーシップはマネジメントと対比されることがある。 簡単に言えばマネジメントはいかに旨く経営を行うかという問題であり、リーダーシップは経営の方向性の問題である。 こんな例えがある。梯子をいかに効率よく上るかはマネジメントであり、何処に梯子を架けるかはリーダーシップの問題であると。 いくら効率よく登っても架ける場所が違えば一切が無駄になるのである。このようにリーダーシップを誤れば致命傷になりかねない。

 

今、政治は混乱の極みである。真のリーダーシップのある政治家の出現が待たれる。 胆力があり、己の信じた道をまっしぐらに邁進するリーダーの出現を望む。 リーダーの出現を望むだけでなく、同時に私達が日頃接している生徒の全てにリーダーシップが備わるように努力すべきである。 それには指導者たる私達一人ひとりにリーダーシップが必要である。リーダーシップが無く、どうして生徒に説得力ある影響を及ぼすことができようか。

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、37年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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