22年4月開校予定の金沢学院大学附属中学校ってどんなところ?説明会に参加しました。 - 石川県金沢市・野々市市・白山市の学習塾 - 東大セミナー
2021.10.02教育情報

22年4月開校予定の金沢学院大学附属中学校ってどんなところ?説明会に参加しました...


皆さんこんにちは。東大セミナーの篠原です。

2022年4月に、新たに「金沢学院大学附属中学校」が開校されます。金沢学院大学中学校が開校することで、金沢学院大学附属高校、金沢学院大学と合わせた中学・高校・大学の10年間中高大一貫教育体制になります。最近、AERA.dot(公立優位の地方都市・金沢に中高一貫校が来春開校 金沢学院大附属中の「秘策」とは)や、各種ポータルサイトなどで金沢学院附属中学校の開校が取り上げられており、実際どのような特色を持った学校なのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。去る2021年6月27日、金沢学院大学附属中学校の説明会に参加いたしました。そのレポートを掲載いたします。

 


目次

1.金沢学院大学附属中学校の設置コースについて

2.金沢学院大学附属中学校の授業の特徴

3.英語模擬授業の様子

4.算数の入試対策授業


 

 

 

1.金沢学院大学附属中学校の設置コースについて


金沢学院大学附属中学校の設置コースは「特進コース」と「進学コース」の2種類があります。

 

・特進コース(難関大学を目指すコース)

中高国立大学、医学部、難関私大への進学に対応したコースです。最も大きな特徴として、国・数・英を中心とした先取り学習が挙げられます。中3の3学期までに中学校課程を修了、高2までに高校課程を修了するため、高3次に充実した大学受験対策を実施できます。2つめの特徴は、英語教育です。オールイングリッシュの授業、中2からの多読の導入、高校では読解・作文・語彙・リスニングのバランスのよい学びなど、英語4技能の習得に対応しています。各種英語試験対策講座も実施され、中学校卒業までに英検準2級、高校卒業までに準1級取得を目指します。その他に、中学課題研究・制作で自主学習の楽しさや学問の深さを知る機会が設けられています。

 

・総合コース(10年間一貫コース)

金沢学院大学までの10年間の一貫した教育により、英・数・国およびプログラミングをバランスよく学び、じっくりと教養を身につけ、スポーツや芸術など個々の個性や才能を伸ばすための幅広い学びを目指すコースです。10年間通して受験に左右されることなく、一流の指導者のもと、充実した施設で活動できます。

 

 

2.金沢学院大学附属中学校の授業の特徴


説明会の中で印象的だったのは、金沢学院大学附属中学校の授業の特徴です。一般的に私たち大人が考える「授業」というと、教科書に書いてある内容や先生の話している内容をひたすら生徒は聞いているイメージがありますよね。しかし、そういった受け身の授業ではなく、「全クラス・全授業、考えることを楽しむ授業の実現」が掲げられていました。そのための5つの約束があります。

 

1興味を引き出す導入から始める

学習の内容について生徒に興味を持ってもらう

2生徒(皆さん)が主体的になれる場面づくり

発表などを通じて生徒の主体性を引き出す

3頑張っている姿を「コーチング」

頑張りを励ます、やる気を出させる

4評価が見える授業

「こうすれば良い点(良い成績)がとれる」という、明確な評価基準がわかる授業

5達成感で笑顔になれる授業

学ぶことの楽しさを伝える

 

 

3.英語模擬授業の様子


先ほどの「授業の特徴」を読んで、言葉で言うのは簡単だけれど、実際本当に”考えることを楽しむ”なんてできるのか?…そう疑問に思う方もいるかもしれません。しかし、そういった疑念を打ち払うほどに説明会は活気があり、これからの金沢学院大学附属中学校の期待感と展望を予感させました。特に、英語の模擬授業は一段と盛り上がっていました。

英語の模擬授業では、「Kahoot!」というアプリを使ったクイズ形式の授業が行われました。クイズが始まる前には手際良く先生方が生徒・保護者にタブレットやPCを配布してくださいました。(会場の雰囲気は金沢学院大学附属中学校公式ページをご覧ください。)ネイティブの英語の先生が、大人もクスリと笑えるジョークも交えながら4択のクイズを出題していきます。先生の「Start!」の合図で、アプリを使ってクイズに答えます。「Kahoot!」に回答があると、プロジェクターの画面と連動しており、回答があった選択肢の人数がリアルタイムでわかります。会場は大賑わいでした。

 

 

4.算数の入試対策授業


説明会では、数学の入試対策授業も行われました。前半は現在の入試の傾向に関するお話、後半は想定入試問題集をもとに、算数の問題を解くときの考え方や対策の仕方に関するお話でした。

昨今、「入試問題が変化している」と言われています。この「入試問題の傾向」は、東大の入試を見るとよくわかります。何故かというと、日本の最高学府である東大の入試傾向は、他の大学もチェックして入試に反映させているからです。そして、東大をはじめとした全体的な大学入試の傾向に対応するべく、高校入試や中学入試も変わってくるのです。

では実際、昨今の入試ではどのような能力を見られるのでしょうか。ズバリ一言で表すと「基礎力と方針を考える力」です。地道に計算力や思考力を鍛える訓練を行ったか?どういう風に解けばよいか、その場で考えて表現できるか?という力を見られているのです。算数における具体的な伸ばしたい力と、対策方法は以下の通りです。

 

・正確な計算力
  • 時間を測って問題に取り組む。
  • 計算を一行一行書いて、解答と比べる。
  • 間違いを分析してから解き直しをする。

 

・正確に文章を読解する力
  • 解答解説を読む。

 

・各分野の基本的な解法
  • 問題集を一冊やりきる。

 

 

 

「更に金沢学院大学について知りたい!」という方は、是非、金沢学院大学附属中学校の説明会に参加されてはいかがでしょうか。

また、東大セミナーでも金沢学院大学附属中学校の受験生のサポートを行っております。

まもなく受験本番の時期を迎えます。スタッフ一同、生徒の皆さまにより一層の熱誠指導に励んでまいります。

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、37年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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