今月のおススメ本-「言葉にできる」は武器になる。- - 金沢市・野々市市・白山市の塾なら東大セミナー
2024.10.30今月のおススメ本

今月のおススメ本-「言葉にできる」は武器になる。-


 

 

著者:梅田 悟司

出版社:日経BP 日本経済新聞出版

詳細URL:https://amzn.asia/d/73zQ6SJ

 

 

この本について


 

皆さんは、自分の考えや気持ちを人に伝えたいとき、言葉がうまく出てこず、困った経験はありませんか?この本は、多くの人が抱える「自分の思いを言葉にできない」モヤモヤを解決する具体的な方法を提案しています。

「言葉にできない」と聞くと、つい「適切な語彙が見つからない」「良い表現が浮かばない」といった問題と考えがちです。しかし、真の原因は言葉の技術ではなく、相手に「何を、どう伝えたいのか」が明確でないことにあると著者は指摘します。

本書では、頭の中で考えている思考を「内なる言葉」と定義しています。内なる言葉を磨き、考えをクリアにすることで、伝えたいことをより正確に表現し、他者とのコミュニケーションを円滑にする方法を学べます。

 

 

 

この本をおススメしたい理由


 

私たちが考えるときには、必ず言葉を使っています。一方で、実際のコミュニケーションで重要視されるのは、発言や文章として表現された言葉です。この「内なる言葉」と「外に出る言葉」の違いに注目する筆者の視点には、新鮮な気づきを得ました。

思考を「内なる言葉」として深めるためには、考えを書き出すことが効果的です。紙に書き出すことで、頭の中だけでは見えにくい自分の考えを客観的に分析できるのです。

仕事、家庭、地域の交流など、様々な場面でのコミュニケーションに役立つ一冊です。日頃からコミュニケーションの難しさを感じている方には特におススメです。

 

 

 

今月の言葉


 

困れ。困らなきゃ何もできない。

 

本田宗一郎(実業家・技術者)

 

 

 

編集後記


 

「悔いの無い人生を送りたい。」

誰もが一度は心のどこかで考える願いではないでしょうか。

全国の60歳以上の方を対象にした「人生で後悔していること」に関するアンケート調査があります。

それによると、「もっと学べばよかった」という学びに関する後悔が最も多い結果となりました。

一方で、小学生の約3割、中学生の約5割が「勉強が嫌い」と答えています。子どもたちは勉強を「やらされている」と感じてしまいがちですが、年を重ねるうちに、学びの意義やその楽しさに気づけるのかもしれません。

学びは、学力向上や受験の成功といった目標達成の手段だけでなく、人生を豊かにするための大切な要素でもあります。東大セミナーも、生徒一人ひとりが学びの意義を実感できるように、成長にフォーカスを当てた指導に努めてまいります。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

参考:

シニア世代の後悔、最多は「もっと学べばよかった」 ライフデザイン研究部 副主任研究員 北村 安樹子

東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所共同研究「子どもの生活と学びに関する親子調査2015-2016

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、38年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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