ダブルアップコーチングXVI - 石川県金沢市・野々市市・白山市の学習塾 - 東大セミナー
2019.07.30保護者通信

ダブルアップコーチングXVI


みなさんこんにちは。

東大セミナーの大木です。

いよいよ夏休み!

課題もたくさん出されているでしょうが、

しっかりと計画的に学習を進め、

1学期の課題を克服して2学期を迎えて下さい。

 

 

本日は、7月28日(日)に、

石川県地場産業振興センターにて開催されました

「大学受験英語セミナー」について

お話し致します。

このイベントは、大学入試改革に伴う

英語教育の在り方の変化について、

ベネッセコーポレーションの

ご担当者様をお招きしてお伝えしたものです。

当日は、多くの保護者様生徒様にご参加いただき、

非常に有意義な会になりました。

目の前に迫った入試の内容が

これほど変化しており、それについての情報を

正しく取得できていなかったという保護者様も多く

受験を制する必要条件は情報であるという事実を、

改めてご認識頂けたのではないでしょうか。

このコラムでは、今回から数回にわたって、

その内容について振り返ってみます。

 

 

 

~大学入試改革

 第一世代と第二世代の違い~


 

「大学入学が変わる。」

この話が世に出回って久しいですが、

実はこの改革が

2段階で実施されるという事実を

ご存知の方は少ないのではないでしょうか。

昨年東大セミナーで実施していた保護者会では、

この点について何度もお話をしてまいりましたが、

改めて確認してみましょう。

 

現高2生~現中2生までが

「第一世代」であり、

大学入学共通テストの英語と、英語の検定試験を

両方受験する必要がある世代です。

 

具体的には、高3の4月~12月の間に

2度の英語の検定試験を受験し、

その結果を以て大学受験資格を得たり、

加点条件を満たしたりするのです。

その上で、

1月に大学入学共通テストを受験し、

大学合格を目指す。

これが第一世代の受験スケジュールです。

 

英語の検定試験というのは、

文科省が認定しているものに限られ、

GTECや英検がこれにあたります。

したがって、現高2生は、

来年の4月以降、

実際にスピーキング試験が含まれる

英語4技能試験である検定試験を受験し、

その結果受験できる大学が決まったり、

加点状況を取得したりすることになります。

 

来年いきなり本番というわけにはいかないため、

県内の多くの進学校では、

今年の12月にGTECを

高1・2生に受験させる予定となっています。

この日程はすでに

高校の年間行事予定にも記載されています。

 

現中1生以下は「第二世代」であり、

大学入学共通テストの英語は受験せずに、

英語の検定試験のみを受験する世代です。

この世代は、大学入学共通テストの英語は

受験する必要がないものの、

高校での学習内容が新課程に移行する世代です。

したがって、より英語4技能スキルが

求められる世代といえます。

実際にこの世代に関しては、

都立高校入試でスピーキングテストを

実施することが決定しています。

もちろん大学入試の際も検定試験で

スピーキングテストがありますから、

より、地方間格差が

生じる世代ということもできるでしょう。

高校入試に向けて中学生のうちから

スピーキングトレーニングを

積んでいる生徒と、

大学入試で初めてスピーキングテストを

受験する生徒では、

高3生時点でスピーキング能力に

大きな差が生じていることは必至です。

 

このように、現高2生以下は、

とにかくスピーキング技能を

如何に高めていくかということと、

当然これまで通り、

いやそれ以上に基本的な学力(知識・技能)を

高めていくことを同時に

行っていかなければなりません。

 

まさに情報と戦略が、

結果を大きく左右する入試に

なってきているといえるでしょう。

 

 

次回のコラムでは、

第一世代の入試について、

より詳しくみていきます。

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、37年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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