受験生にとって、冬休みは入試前最後のまとまった学習時間。この期間をどう過ごすかが、合否を大きく左右します。特に、苦手分野を克服できるかどうかは、自信を持って本番に臨むための重要な鍵となります。
今回は、苦手だった算数を克服し、見事、金沢大学附属中学校に合格した卒業生のストーリーをご紹介します。
◆「あと一歩」が届かなかった秋
小学6年生のBさんは、国語は得意なものの、算数の図形問題と文章題に苦手意識を持っていました。秋の模試では、いつも算数が足を引っ張り、合格判定は「あと一歩」のB判定。入試が近づくにつれ、「このままでは合格できないかもしれない」という不安が大きくなっていました。
冬休み前のコーチング面談で、担当講師はBさんと一緒にこれまでの模試の結果を徹底的に分析。苦手なのは「図形の面積を求める問題」と「速さに関する文章題」の特定のパターンであることが分かりました。原因は、公式の暗記が不十分なことと、問題文を正しく図に起こせていないことでした。
課題が明確になったことで、Bさんの表情が変わりました。「何をすればいいかが分かった。冬休みで絶対に克服したい」。
◆苦手克服のための「冬休み特別プラン」
担当講師は、Bさんのためだけの「冬休み特別プラン」を作成しました。
・ステップ1:基礎の再インプット(最初の5日間)
毎日午前中は塾の自習室に来て、図形と速さの基本問題に特化した教材を解く。
分からない問題はすぐに講師に質問し、その日のうちに解決する。
・ステップ2:演習とアウトプット(中盤の10日間)
金大附属中の過去問から、類似問題を徹底的に演習。
解いた問題は、なぜその答えになるのかを講師に「説明する」練習を繰り返す。これにより、理解の曖昧な点がなくなり、知識が定着します。
・ステップ3:時間配分の練習(最後の5日間)
本番と同じ形式のテストで、時間を計って問題に挑戦。苦手分野に時間をかけすぎないためのペース配分を体に覚え込ませる。
東大セミナーの「学び放題」システムを最大限に活用し、Bさんは冬休み中、ほぼ毎日塾に通ってこの計画を実行しました。講師はBさんの努力を称え、小さな「できた!」を見つけては励まし続けました。
◆自信が合格を引き寄せた
冬休みが明ける頃には、Bさんはあれほど苦手だった算数の問題にも、自信を持って取り組めるようになっていました。そして迎えた入試本番。見事、金沢大学附属中学校に合格することができました。
「先生と一緒に立てた計画があったから、何をすればいいか迷わなかった。苦手な問題が解けるようになって、算数が楽しくなった」と、Bさんは笑顔で語ってくれました。
東大セミナーには、一人ひとりの苦手と向き合い、それを乗り越え、合格へと導くノウハウがあります。冬休み、最後の逆転劇を、私たちと一緒に創りませんか。
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