苦手でもできる!石川県公立高校入試対策~社会記述編~ - 金沢市・野々市市・白山市の塾なら東大セミナー
2014.12.29未分類

苦手でもできる!石川県公立高校入試対策~社会記述編~


こんにちは。東セミグループ新神田校の米田です。

冬期講習も本日で年内最終日。明後日、12/31(水)からは、いよいよ正月特訓(高3・中3)が始まります。

新神田校では、ご覧のように正月特訓前に記述問題に取り組んでいる生徒もいます。

中3生は石川県公立高校入試に特化した記述問題の対策を徹底的に行ないますが、本日は一足早く、社会が苦手な生徒でもすぐにマスターできる社会の記述問題を解くポイントをお伝えします。

 

記述問題の配点が45点!

石川県公立高校入試の社会の出題傾向は独特で、全国でも際立った特徴があります。それは記述問題の出題数が非常に多く、記述問題の配点が45点全国1位なのです。

また、記述問題の解答例の文字数の合計が551字(句読点などを含めると600字)と200字制限の作文3テーマ分に匹敵し、1問あたりの解答文字数が平均46字(最大73字)と中々のボリュームです。

 

1:文末表記に注意!

記述問題を解く上でのポイントの一つが文末表記。理由を問われているのか、内容の説明を求められているのかで文末の表記が変わってきます。

代表的なパターンで

  • 理由を問われている場合は「~ため。」「~から。」
  • 目的を問われている場合は「~ため。」
  • グラフの読み取りなどの説明ならば「~している。」など、用語の説明ならば「~のこと。」など
  • 変化を問われている場合は「~から・・・になった。」などと文末をまとめることが基本です。

 

2:文のねじれ、助詞の使い方に注意!

「最大で73字」と記述させる文字数が多いのが石川県公立高校入試(社会)の特徴です。

2014年度公立高校入試の社会(大問5 問3)を解いた生徒の解答を見てみましょう。(実際の問題は市販されている過去問をご参照下さい)

 

「日本とイギリス日英同盟を結んでいるため、第一次世界大戦のときに、日本はイギリスに大量に軍需品を輸出した。なので、イギリスに対する輸出額だけがとても増えている(79字)」

 

赤字の部分が減点ポイントで、不適切な助詞の使用、二文構成、口語の使用はいずれもNGです。

記述問題の鉄則は解答文を一文にまとめること。

ただし、一文で40字を超えると文にねじれが生じやすいので、(「一文は40字以内で」とかつての小論文講座では口を酸っぱくして指導したものです)

①主語と述語の関係を常に意識して書くこと

②読み返したときに意味がわかりやすいかどうかを、必ずチェックすることが大切です。

生徒の解答を添削すると

「日本とイギリスは日英同盟を結んでいたため、第一次世界大戦時に、日本はイギリスに軍需品を大量に輸出し、イギリスへの輸出額が特に増えている」となりますが、問題文及び資料1のグラフには「イギリス、ドイツ、ロシア各国に対する・・・」とあるので、ドイツとロシアへの輸出額にも触れなければなりません。

そこで、下記のような内容が盛り込まれていればOKです。

「第一次世界大戦開戦以降、日本が参加した連合国側のイギリス、ロシアへの輸出額は増大し、敵対する同盟国側のドイツへの輸出額は減少している」

 

本日、お伝えしたポイントは社会が苦手或いは社会の知識がなくても、すぐに取り組めますので、早速やってみてください♪

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、38年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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