いつから共通テスト対策?過去問実施のタイミングは?高2の終わりまでにつけておくべき力 - 石川県金沢市・野々市市・白山市の学習塾 - 東大セミナー
2022.03.17入試対策

いつから共通テスト対策?過去問実施のタイミングは?高2の終わりまでにつけておくべ...


皆さんこんにちは。

石川県金沢市・白山市・野々市市の学習塾 東大セミナーの中川です。

今回は、「いつから共通テスト対策?過去問実施のタイミングは?高2の終わりまでにつけておくべき力」についてお伝えします。

 

 


目次

1.共通テスト対策はいつから?

2.高2の終わりまでにつけておくべき力

3.最後に・・・


 

 

 

1.共通テスト対策はいつから?


まず初めに「共通テスト対策はいつから始めればよいか?」ということについてです。

結論から言うと「高3の6月」からです。

理由としては、まず国公立大学に合格するには、「大学入学共通テスト」と「国公立大学ごとの2次試験」の両方でしっかり点数を取らなくてはいけないからです。

 

そうすると、1月中旬に共通テストがあるので、その1カ月前からはマーク対策に集中する必要があります。

ということは、2次試験(記述)対策は遅くとも9月から始めなければいけません。

また、学校などでは8月のマーク模試の結果を見てどこの大学を受験するかある程度決めていきます。

そうすると、8月のマーク模試までにはある程度完成させる必要があります。

対策を始めて結果が出るまでおよそ3カ月と考えると、共通テストの対策は6月から始める必要があるということですね。

 

以下に対策時期をまとめておきます。

高3

4月:基礎基本の徹底

5月:基礎基本の徹底

6月:共通テスト対策(過去問など)

7月:共通テスト対策(過去問など)+ 2次対策(記述演習)

8月:共通テスト対策(過去問など)+ 2次対策(記述演習や過去問など)

9月:2次試験対策(記述や過去問など)

10月:2次試験対策(記述や過去問など)

11月:2次試験対策(記述や過去問など)

12月:共通テスト対策(過去問など)

1月:共通テスト本番 + 2次対策(過去問など)

2月:私立大学入試 + 国公立前期選抜

 

 

 

2. 高2の終わりまでにつけておくべき力


ここまでで、高3になってからいつどの時期にどのような対策をするかが分かったと思います。

高3の4月から受験対策をしっかり始めるためには、高2の終わりまでに必ずつけて欲しい力があります。

それは英語の力です!

具体的にどのくらいの力が必要かというと、高2の2月頃に実施されるマーク模試で7割取れる力のことです。

 

なぜか?!

まず、高3になると学校の授業の中でいろいろな大学の過去問を使って授業をする場合があります。

基本的にはその長文の予習をしなければいけません。

もし、単語がしっかり覚えることができていない・文法がしっかり理解できていないなどの状態にあった場合、訳すことが難しいので以下の作業をします。

単語を調べる→文法を調べる→訳し方を調べる・・・。

(もしかしたら翻訳アプリを使用してしまう人も出てくるかも・・・)

この作業は、膨大な時間がかかります。これだけで1日が終わります。

 

これが繰り返されてしまうと、他の教科に時間を使うことができません。

そうすると、英語を捨てるかその他の教科を捨てるかということになります。

しかし!!

英語に関してはどの大学でも必要になるので捨てることはできない・・・。という負のスパイラルにはまっていきます!!!

とても危険です!

さらに理系であれば、数Ⅲと理科があるので必ずこの数Ⅲと理科に時間をかけなければいけません。

 

よって英語を高2の終わりまでに7割取る力をつける必要があります。

新学習指導要領では英語の重要性がさらに上がっています。

「学校で習っていないから・・・」というのは通用しません。

 

 

英語の重要性はご理解いただけたかと思います。

しかし、よく生徒や保護者の方に「国語はどのように勉強をしたらよいか?」と質問を受けます。

そして、次のような考えを持っている人も多いです。

「元々持っている能力なので、勉強しなくてもよいのでは?」とか「本をあまり読んでいなかったのでもう手遅れではないか?」などです。

 

国語という科目は、英語同様勉強すれば成績は上がります

そこで簡単ではありますが、国語の勉強の仕方をお伝えします。

流れは英語と同じです。

漢字(語彙)→文法→解釈→長文

という流れになります。

 

漢字(語彙)は頑張って覚えてもらうしかないのですが、意識してやってほしいのが、

問題を解くときにマーキングをする」ということです。

 

参考書を使ってどのようにマーキングすればよいかを学び、トレーニングしていきます。

そうすると「なぜこの答えになるのか?」が分かるようになってきます。

また頭の中が整理できるので、何度も読み返す必要もありません。

 

この技術を磨くことによって、国語の点数の幅をなくすことが出来ます。

国語に関しても英語同様高2の終わりまでにはこの力を身につけておく必要があります。

 

 

 

3.最後に・・・


大学入試は全国大会になります。

特に難関大学を目指す人は有名中高一貫校の生徒と戦わなくてはいけません。

具体的にどのくらい違うかというと、有名中高一貫校の生徒は高2の終わりまでには学校で全ての範囲を習い終えて、高3の1年間は入試対策を行います。

その人たちにと戦うためには、それ相応の対策が必要になってきます。

受験生の定義を大学入学共通テストから1年前とした場合、受験生になるのは高2の1月です。

 

また2025年度大学入学共通テストより科目数が変化します。(2021年4月現在中学3年)

簡単に何が変わるのかお伝えしておきます。

現在:国語(現文2問・古文1問・漢文1問)【80分】

→改定後:国語(現文3問・古文1問・漢文1問)【90分】

現在:数学ⅡB【60分】→改定後:数学ⅡB・C70分

現在:英語(必要単語数3000語)→改定後(必要単語数4000~5000語)

改定後:「情報」が新たに加わる。(国公立大学受験の場合は必須)

 

簡単に説明しただけでもこれだけ変化します!

この情報を知っているのと知らないのではかなり差が広がります。

 

また、我々が受験した時は内容も変わっているので「あの頃の常識」は通用しません。

入試対策に早いということはないので、常に受験を意識して学習に励んでいただきたいと思います。

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、37年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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