受験期に陥りがちな燃え尽き症候群からの回復法とは? - 金沢市・野々市市・白山市の塾なら東大セミナー
2023.05.09教育情報

受験期に陥りがちな燃え尽き症候群からの回復法とは?


皆さんこんにちは。

石川県金沢市・野々市市・白山市の学習塾、東大セミナーの篠原です。 

 

受験生の皆さんの中には「今まで受験勉強を頑張れていたけど、突然やる気がなくなった」「最近、受験勉強に集中できない」など、燃え尽き症候群のような悩みを持つ方もいるのではないでしょうか? 

今回は燃え尽き症候群の症状や回復法について解説します。 

 

 

 


目次

1.そもそも、燃え尽き症候群とは?

2.燃え尽き症候群になりやすい人の特徴

3.燃え尽き症候群の症状

4.燃え尽き症候群を防ぐ方法・回復方法は?

5.最後に


 

 

 

1.そもそも、燃え尽き症候群とは?


​​燃え尽き症候群とは、長期間にわたるストレスや疲労、過剰な仕事や勉強などが原因で、身体や精神が疲れ切ってしまい、モチベーションややる気が低下し、業務や勉強に対して無力感や絶望感を抱く症状のことを指します。

「バーンアウト症候群」とも呼ばれており、うつ病の一種と考えられています。

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2.燃え尽き症候群になりやすい人の特徴


燃え尽き症候群は、過剰な責任感や完璧主義、人間関係のストレス、精神的な緊張やストレスなど、様々な要因が絡み合って発生します。

また、長期的な勉強や模試、試験本番への不安、周囲からのプレッシャーなどが原因となり、受験生も燃え尽き症候群に陥ることがあります。

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3.燃え尽き症候群の症状


燃え尽き症候群の症状として、やる気やモチベーションの低下、集中力の低下、朝起きられなくなる、などが挙げられます。

具体的には、下記の3つの症状が現れます。

 

・情緒的消耗感

情緒的に力を出し過ぎてしまい、感情的な疲労や消耗感がある状態。

・脱人格化

機械的、かつ非人間的な対応をとってしまう状態。

・個人的達成感の低下

受験勉強を通しての有能感や達成感が無い、もしくは低下する状況を指します。

 

これらの症状が重なり合うことで、受験生たちは勉強に取り組めなくなることがあります。

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4.燃え尽き症候群を防ぐ方法・回復方法は?


​​受験期の燃え尽き症候群を防ぐためには、ストレスを溜め込まず、適切なタイミングでリフレッシュすることが大切です。

試験前になると模試の結果や本番前の緊張感などで、精神的なストレスを抱えやすくなるので、特に注意が必要でしょう。

以下に効果的なストレス解消法をご紹介します。

 

 

休息、睡眠を十分にとる

真面目な人ほど、寝る間を惜しんで受験勉強に打ち込んでしまいがちですが、勉強していて「疲れたな」と感じたときには、時間を決めて休むようにしましょう。

受験合格に対して真剣なときほど、休むことで受験勉強が進められず、ストレスを感じるかもしれません。

しかし、無理をして体に不調をきたしては元の木阿弥です。

「休息もやるべきことの一つ」と考え、スケジュールの中に適度に取り入れるようにしましょう。

 

また、睡眠不足は集中力の低下やストレスを引き起こす原因となります。

十分な睡眠をとることで、体調を整えることができます。

 

 

適度な運動をする

軽い運動をするだけでもストレスを解消するためのホルモンが分泌されます。

具体的には、心を安定化させるセロトニンやエンドルフィンといった物質です。

セロトニンは精神を安定させ、頭の回転を良くする作用があります。

エンドルフィンは、痛みを緩和したり、リラックス効果をもたらしたりする物質です。

また、運動によって脳が酸素を多く取り入れ、脳の機能を向上させることができます。

 

実際、私も定期的に散歩をしているのですが、ひとしきり散歩をした後は気分がスッキリします。

河川敷を歩いて木を眺め、川が流れていく音を聴くだけでも心が安らぎます。

勉強に集中できないときや、ストレスが溜まってイライラしてしまったときに、筋トレや散歩などの適度な運動を取り入れることは、個人的にもおススメです。

 

 

友人、家族と過ごす時間を大切にする

友人や家族と過ごすことで、気分転換をすることができます。

また、人と話すことで、自分の気持ちを整理することができます。

ただし、勉強に集中できるように、友人や家族との交流時間を適切にコントロールする必要があります。

 

中々友人や家族との時間がとれない人は、学校や塾・予備校の先生、先輩など身近な人で構いません。

自分が話しやすい人に、近況を伝えてみるのも良いでしょう。

 

 

自分に合ったストレス解消法を見つける

音楽を聴く、お茶を飲む、お風呂に入るなど、自分に合った方法を見つけることで、ストレスを解消することができます。

 

余談にはなりますが、私は受験生のころ、ストレス発散として「定期的にコンビニでフライドチキンを買って食べる」ということを行っていました。

すごく下らないしどちらかというと不健康なストレス発散法なのですが、「この勉強が終わった後はフライドチキンを食べることができるぞ」と思うと「あとちょっと頑張ろう」と思えたものです。

また、更にストレスが溜まったときには「普段行かないようなファミレスに行って好きなものを頼む」ということも行っていました。

 

人間にもキャパシティがあります。

我慢や無理を続けることには限界があるのです。

たまには自分の心を尊重して、ストレス発散ができると良いですね。

 

 

これらの方法は燃え尽き症候群にかかってしまった時にも有効であると考えられます。

また、朝起きられない、外に出ることができないなど、深刻な症状が出て社会生活に支障をきたしている場合は、学校のカウンセラーや心療内科に相談してみると良いでしょう。

 

 

 

5. 最後に


燃え尽き症候群にかかってしまうこと自体はネガティブなことかもしれません。

でも、その人は燃え尽き症候群にかかってしまうぐらい、熱心に何かに取り組み、頑張ったということです。

自分のこれまでの努力を認めながら、自分自身の心身を整える工夫も身につけられると良いですね。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、38年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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