「小学生に習い事はさせるべき?」育児に悩む親たちへのアドバイス - 金沢市・野々市市・白山市の塾なら東大セミナー
2023.05.02教育情報

「小学生に習い事はさせるべき?」育児に悩む親たちへのアドバイス


皆さんこんにちは。

石川県金沢市・野々市市・白山市の学習塾、東大セミナーの篠原です。

 

小学生の習い事については、必要性や有効性について賛否両論があります。

一方で、子どもの能力や才能を伸ばす機会として、習い事を推奨する声もあります。

株式会社イオレが行った「2022年版『子どもの習い事に関するアンケート』」によると、0~12歳の子どものうち、なんと92.9%の子どもが「習い事をしている」との回答がありました。

また、株式会社バンダイが2019年に行った「子どもの習い事に関する意識調査」でも小学生の7割~8割の子どもが習い事をしている、との結果が出ました。

小学生の習い事は当たり前の状況になりつつあります。

 

今回は、小学生の子どもに習い事をさせるべきかお悩みの方へアドバイスをご紹介します。

 

 

 


目次

1. 小学生の習い事は必要?親が悩む選択肢とそのメリット・デメリット

2. 小学生に習い事をさせるべき?家庭での判断基準と成功のポイント

3. 習い事の効果的な取り入れ方と、小学生が興味を持ち続けるための方法

4. 小学生が習い事をすることで身につく自己肯定感と、失敗しないための親の役割

5. 習い事を通じた小学生の社会性の向上と、親が注意すべきこと


 

 

 

1. 小学生の習い事は必要?親が悩む選択肢とそのメリット・デメリット


​​習い事をすることで好奇心や興味を刺激し、努力や継続する力が身につくというメリットがあります。

ただし、習い事にはコストや時間の負担がかかり、場合によっては子どもに負担がかかることもあります。

それらを踏まえた上で、子どもの興味や関心を優先し、目的を明確にして適度な範囲内で習い事を選ぶことが大切です。 

 

以下に小学生の頃から習い事をするメリット・デメリットをまとめました。 

 

メリット: 

  • 子どもの好奇心や興味を刺激できる。 
  • 子どもの自信や自己表現力を高められる。 
  • 子どもの社交性やコミュニケーション能力を向上できる。 
  • 子どもの集中力や忍耐力を養える。 
  • 子どもの才能や能力を伸ばすことができる。 

 

デメリット: 

  • 習い事の費用で家計に負担がかかる。 
  • 習い事に時間をとられるので、子どもの自由時間が減る。 
  • 習い事そのものに子どもが負担やストレスを感じる場合がある。 
  • 習い事でうまくいかなかった場合、失敗や挫折感を味わうことがある。 
  • 習い事に集中しすぎることで、学業や家庭での過ごし方に支障をきたす場合がある。 

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2. 小学生に習い事をさせるべき?家庭での判断基準と成功のポイント


「メリット・デメリット」はよくわかったけれど、実際にご家庭で習い事をすべきかどうか、どうやって習い事を決めれば良いか迷いますよね。

次に、習い事をさせるべきかどうかを決める判断基準をご紹介します。

 

 

判断基準1. 子ども自身の気持ちを尊重する

小学生になると、子ども自身が「習い事をしたい」と思う場合が増えてきます。

親が無理やり習い事をさせると、子どものやる気を削いでしまいかねません。

子ども自身の意見を尊重し、できるだけ自分の意志で習い事を始められるようサポートすることが重要です。

 

判断基準2. 生活リズムに影響が出ないか

学校生活と塾やスポーツなどの習い事が両立できるかどうか?習い事によって生活リズムに無理がでないか?を確認しましょう。

特に、習い事のために子どもの送迎が必要な場合は、子ども自身だけではなく、送迎する保護者の時間も確保しなければなりません。

子どもだけでなく、家族の時間や体力も考慮して習い事を選び、家庭の生活リズムに合わせてスケジュールを組みましょう。

 

判断基準3. 家計に負担がかかりすぎないか

興味がある習い事に必要な道具や教材の費用はどの程度かかるのかを把握することが重要です。

先に挙げた「2022年版『子どもの習い事に関するアンケート』」によると、子ども1人当たりの習い事にかかる月額費用は「1万~2万円」が回答者全体の31.7%、「5千円~1万円」が20.9%となりました。

習い事をしている半数以上の家庭が一人当たり5千円~2万円かかっているということです。

 

習い事の種類によっても月々の費用は異なりますが、最低でも月々5千円程度の出費はかかると見込んでおき、出費が家計の負担になりすぎないか判断しましょう。

 

 

判断基準4. 習い事の目的は明確かどうか

習い事には、様々な目的があります。

例えば、将来的な進路や趣味、健康増進などが挙げられます。

英会話を習わせたい場合は、英語力を伸ばすことが目的となるでしょう。

 

目的を明確にして習い事を始めることで、「思っていたよりも子どもに合っていなかった」「子どもが飽きた」など、少しネガティブな要因が出てきたときにも、その後にどういうアクションを取るべきか、判断する材料にもなります。

子どもが習い事をする目的を明確にし、その目的を達成するために必要な環境やサポートを選びましょう。

 

 

習い事は、最初から上手にできるわけではありません。

継続することで徐々に上達していきます。

子ども自身が習い事に興味を持ち、継続して取り組めるようにサポートすることが成功のポイントです。

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3. 習い事の効果的な取り入れ方と、小学生が興味を持ち続けるための方法


子どもが興味を持って始めた習い事でも、途中で飽きてしまったり、続けるのが難しくなってしまったりすることがあります。

ここでは、効果的な習い事の取り入れ方と、小学生が興味を持ち続けるための方法についてご紹介します。

 

まず、習い事を選ぶ際には、子どもの興味や関心を優先することが大切です。

ただし、興味のあることでも、適正に合わなかったり、レベルが高すぎたりすると挫折してしまうことがあります。

そのため、まずは簡単なレベルから始めることが大切です。

また、習い事をする時間や頻度は、子どもの学業や生活リズムを優先することも必要です。

 

次に、習い事をする中で親ができることとして、定期的な練習や発表会、コンクールなどの目標を設定することが挙げられます。

目標を持って練習することで、子どもたちは自分自身を高めることができ、達成感や自信を得ることができます。

また、習い事を通じて友達や先生とコミュニケーションを取り、社交性を身につけることもできます。

 

一方で、習い事が原因で子どもたちのストレスや負担が増えてしまうこともあります。

そのため、親は子どもたちの様子を見ながら、負担がかかりすぎていないか、興味を持ち続けられているかなどを見極める必要があります。

習い事をしている子どもたちには、適度な休息や運動、遊びの時間を確保することも大切です。

 

最後に、子どもたちが興味を持ち続けるためには、親が子どもたちと一緒に取り組むことも重要です。

親が子どもたちと共に練習したり、コンサートや発表会の準備をしたりすることで、子どもたちは親の支援を感じながら、充実感を持って続けることができるでしょう。

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4. 小学生が習い事をすることで身につく自己肯定感と、失敗しないための親の役割


​​習い事を通じて何かを成し遂げたり、技能を身につけたりすることは、子どもが自己肯定感を高めるきっかけになります。

しかし、時には子どもが習い事で失敗することもあるでしょう。

親がその失敗をどのように扱うかによって、子どもたちの自己肯定感に大きな影響を与えることになります。

 

プログラミングに興味を持っている子どもが、「プログラミング教室で学んだ内容を応用して新たなプログラムを作る」、「スイミング教室で試行錯誤して練習し良い記録が出す」など、習い事に夢中になって取り組み、成果が出た経験は子どもの自信につながり、自己肯定感が高まるはずです。

 

しかし一方で、失敗することもあります。

例えば、発表会で失敗したり、コンクールで落選したりすることもあります。

このような場合、親が子どもたちを否定したり、責めたりすることは避けるべきです。

代わりに、子どもたちの努力を称賛し、失敗をチャンスとして捉えることが大切です。

その上で、どうすれば失敗を回避できるか、改善するためには何が必要かといった、建設的なアドバイスを与えることができます。

そうすることで、子どもたちは自分の努力を肯定し、自己肯定感を高めることができます。

 

親が子どもの失敗を否定したり、責めたりすると、子どもはその行動を真似することがあります。

そのため、親自身が自己肯定感を高めるために、自分が興味を持っていることを楽しんで学ぶ姿勢を子どもに見せることも大切です。

また、子どもたちが興味を持っている習い事を一緒に学ぶことも効果的でしょう。

そうすることで、親子で共通の話題が増え、お互いに刺激しあうことができます。

 

 

 

5. 習い事を通じた小学生の社会性の向上と、親が注意すべきこと


​​習い事を通じてクラスメイトや他の生徒たちと交流することで、チームワークや協調性、コミュニケーション能力などを身につけることができます。

しかし、親が注意すべきこともあります。 

 

まず、習い事での人間関係において、他の生徒たちとの適度な競争心や自己主張を持つことは大切ですが、過剰な競争や優越感を生み出すことは避けるべきです。

特に、親が習い事に対して過剰な期待を持つことで、子どもがストレスを感じることがあるため、親が子どものやる気を引き出す方法を学ぶことも重要です。 

 

また、小学生は社会性が未発達なため、習い事での他の生徒たちとの関係について、トラブルが起こることもあります。

そのような場合は、親が適切にフォローすることも必要となってくるでしょう。

子どもの間で起きたトラブルは自分たちで問題を解決することが望ましいですが、解決できない場合は、指導者や保護者が介入する必要があります。 

 

さらに、習い事が社交場である場合、子どもが外部からの影響を受けやすくなることがあります。

親は子どもたちが接する人物や環境に注意を払い、不適切な影響を与えないようにすることが大切です。 

 

習い事を通じて小学生の社会性を向上させるためには、親自身が良いモデルとなることも必要です。

親が子どもに対して、他人に対する思いやりや配慮を示し、コミュニケーション能力を身につけることが大切です。 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。今回は「小学生に習い事はさせるべき?」というテーマで、子どもに習い事をさせるかどうかの判断基準と、習い事をする際に親が注意すべきことをお伝えしました。

この記事が、悩みを持つ保護者の方々の助けになれば幸いです。 

 

参考: 

2022年版『子どもの習い事に関するアンケート』https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000106.000030850.html 

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カテゴリ
 

【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、38年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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