塾長ブログ アーカイブ - 2ページ目 (18ページ中) - 石川県金沢市・野々市市・白山市の学習塾 - 東大セミナー

保護者通信

  • 2022.04.28保護者通信
    いわゆる「学び直し」に思う

       長く生きてくると自然と思い込みや固定観念にとらわれる。最新の脳科学の知見では脳は多くのエネルギーを消費するので、とかくズルをするらしい。例えば、みんなが買っているからと売れ筋商品を求めたり、赤信号みんなで渡れば怖くないと言って、人と同じ行動をとったり、自らの経験や信念にもとづいて判断したりすることなどが挙げられる。もとより生きる上で省エネも必要なことかもしれないが注意も必要なようだ。  近ごろ新聞や雑誌のコラムで「リスキリング」や「リカレント教育」といった...

  • 2022.03.01保護者通信
    二つの自己啓発本

      D・カーネギーの「人を動かす」とスティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」は自己啓発本として白眉であると思う。「人を動かす」は特に人間関係を如何に良好にするかということに力点が置かれているのに対して「7つの習慣」はタイトルにあるように充実した人生を送るうえで有益で効果的な習慣に着目している。ここでは「7つの習慣」について少し触れたいと思う。私の手元に、「13歳から分かる!7つの習慣 -自分を変えるレッスン-」という僅か135ページのカラフルでイラストを多用した本が...

  • 2022.01.30保護者通信
    料理と勉強法

      古希を迎えて料理をするようになった。自ら進んでするようになったので一切の他者からの強制もそのような環境におかれているわけでもない。だから楽しいのだ。考えてみると好きな時に好きなものを好きな味付けで食べられるわけだからこんなに贅沢なことはない。まだまだ初心者で一般に馴染みのある麻婆豆腐、ソース焼きそば、ナポリタン、カレー、天津飯、チャーハンなどの所謂B級でこれがまた好物なのである。料理は奥が深い。材料・調味料の選択、それを入れるタイミング、火加減など想像力が掻き立て...

  • 2021.12.28保護者通信
    「感謝ということ」

      「感謝ということ」というタイトルから皆さんは感謝心の押しつけかと思われるかもしれませんが、そのようなつもりは全くありません。むしろこれまでの私は「感謝が大切だ」というようなことを言われると往々にして押しつけがましさを感じ違和感を持ったものです。あるとき講演者が「皆さん感謝の反対は何だと思いますか?」と聴衆者に聞いたことがありました。その時はとっさに分からず戸惑っていると、それは何でも「当たり前」だとすることです、ということでした。確かに「感謝」は「有難い」ことに対...

  • 2021.12.02保護者通信
    集中力を高めるポモドーロ法

      忘却曲線という言葉をご存知だろうか。人間は覚えたことの50%を1時間以内に忘れ、24時間以内に70%を忘れるという時間と記憶の関係を表したものだ。年を重ねると記憶力が衰え、事あるごとに嘆きとも諦めともつかぬ心境になることが多くなった。それを回避するには繰り返し覚える作業を行うしかないが、その作業についても長時間続けると集中力が途切れて効果が出ないことがよくある。 そこで、偶然テレビで脳科学者の「ポモドーロ法」なる集中力持続法の説明を聴く機会があった。この名称...

  • 2021.11.03保護者通信
    受験と脳科学

      10月もあと数日で終わり晩秋に差し掛かるこのごろ、受験生も少しずつ不安が脳裏をよぎる。中3生は11月に有力な進路決定の資料となる地域統一テストを間近に控えて緊張感も日増しに高まってくるのも今ごろだ。このような状況で私たちが生徒にどのような助言をできるか真価が問われる。近年私が得た脳科学の知見で有益と思われることを少し挙げてみる。  その1つは「不安は書き出してみる」である。考えてみると「不安」の正体は漠然としていることが多く、単に心理的に落ち着かなかったり、...

  • 2021.10.05保護者通信
    羽咋市の5つの小学校を訪問して

      9月27日に羽咋市の5つの小学校を訪問し、1年から6年までの授業を見学する機会に恵まれた。1つの学校を1時間ほどで回る強行スケジュールではあったがこれまでの自身の認識を変える多くのものを得た。訪問のわけは篤志家から羽咋市の教育に多額の寄付がありそのプロジェクト推進に関わるご縁を頂いたからである。 率直に言ってとてもエキサイティングな時間であった。私のこれまでの学校教育の固定観念が見事にガラガラと音を成して崩れ行くのを感じた。学校教育は所詮お役所仕事、親方日の...

  • 2021.09.02保護者通信
    やればできる!

      3年前に父が90歳を目の前にして突如他界した。入院してから2カ月余りであった。私にとって父は大きな存在で喪失感はことのほか大きかった。大学入学時はまだ学生運動が盛んで父と夢の中でその評価をめぐって激論したことも度々あった。思えば反発も含めて父の胸を借りて成長したと言っても過言ではない。 幼き頃より近所の子供と暗くなるまで神社の境内、山、川、海などで遊ぶのが日課で勉強とは無縁であった。一応門限があったがそれを守ることは大変で屡々父の逆鱗に触れたものである。 ...

  • 2021.08.04保護者通信
    塾が学校で授業を行う

      この夏に宝達志水町の中学3年生を対象に短期集中講座を東大セミナーで実施している。 学校に塾を入れることについて賛否両論があるようであるが町教育委員会の勇気ある決断に頭が下がる思いである。また、塾を開業してから35年経つがこの間の学校と塾の関係を考えると隔世の感がある。創業間もないころ高校入試問題を頂きに県教委を訪れたところ、高校時代の体育の恩師に遭遇し、半ば笑いながら辺りを見回し、「柳生君、あまり近づかないでくれ、君と一緒にいるところを誰かに見られるとまずい...

  • 2021.07.01保護者通信
    「相手の心に火をつけること」

      表題の「相手の心に火をつけること」とは教育の目的としてかつて元京大名誉総長平澤興氏が語った言葉である。世界的な解剖学者として著名であった平澤興氏は中国古典にも造詣が深く、京大の学生のみならず広く世間一般にも多くの影響を与えた人物として知られる。私も学習塾を経営して35年になるが、いま改めてこの言葉の素晴らしさに気づく。注意しなければいけないのは相手の心に火をつけるには、自分自身が燃えていなければならないということである。東大セミナーはつとに「志教育」を謳っているが...

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、37年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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