センター試験問題からみるインターネットの使い方 - 石川県金沢市・野々市市・白山市の学習塾 - 東大セミナー
2015.02.05未分類

センター試験問題からみるインターネットの使い方


こんにちは! 東進衛星予備校金沢南校の泉です。

前回に引き続き、インターネットをどうすれば使い慣れるか? ということについてお話していきたいと思います。
そのために、先月行われたセンター試験の国語の評論文と絡みながら話してみましょう。

 

WorldWideWebAroundWikipedia

 

2.センター試験問題からみるインターネットの使い方

国語の第一問の評論文では佐々木敦さんの『未知との遭遇』が取り上げられました。タイトルから「映画の評論かな?」と思った人、映画をよくご覧になってますね。ですが、この著作はインターネットが一般化した現代社会についての文化論です。
一応、問題文中の単語について10個の注釈が問題文末についてますが、インターネット関連の言葉の注釈は1個のみ(ツイッター)で、この問題文で話題となっていることを自然に飲み込めるかどうか自体、そもそもインターネットをある程度使い慣れている経験が必要となっています。

 

ちなみにこういった問題に直接関わりはないけども知っていると問題を解く上で有利になる知識を背景知識などと言ったりします。評論で扱われる題材は千差万別ですが、そういった背景知識は他教科(社会や理科)の勉強や日頃目にするニュースなどで培われます。もちろんインターネットもその一つですね。

 

さて、インターネットについての問題だけあって、センター試験以降ネット上の一部ではそれこそ話題になったようです。筆者の佐々木さんも自身のツイッター上でツイート(発言)をされていました。
それはさておき、この問題文から、ネットをあまり使い慣れていない人でも、もしくは、インターネットは使っているけどコミュニケーションツール(それこそ問題文で出てきているツイッターのような)としてしか使っていない人に向けて、インターネットを情報を得るツールとして、自分の世界を広げるツールとして、どうやって使っていけばいいのかの一つの道筋を読み解くことができます。

 

それは情報というものはそれ単体で存在しているのではないということを頭のどこかで意識しておくということです。情報と情報を繋げる感覚を持つと言い換えてもいいかもしれません。
漠然としていると思われるかもしれませんが、これをみなさんが普段している勉強に置き換えて考えてみてください。知識には単語の意味などそれ単体で知っていて解けるものもありますが、知識と知識を繋げて解く問題もありますよね。
情報も同じです。それ単体で知っていてメリットのあるうんちく的なものから、繋げることで価値を発揮するものもあります。世の中の知識や情報とはそうやって単体としての意味や価値とともに、繋がることで意味や価値が発揮する両面があります。この繋がりが、佐々木さんの言葉でいうと歴史となります。
そしてインターネットはキーワードさえ与えればいろんな繋がり(リンク)を示してくれるメディアです。そうやって世界(佐々木さん流に言えばセカイ)を広げることが可能になります。キーワードはインターネットの検索サイトで関連キーワードという形でも示されますが、普段自分が接しているいろんなところからキーワードは拾えるはずです。曖昧な事であっても全然問題ありません。
 
好奇心を持って日常を送ってください。それはインターネットに限らず勉強そのものがそうですね。そうすることでみなさんの世界はどんどん広がっていきますよ。

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、37年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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