東大セミナーブログ - 95ページ目 (97ページ中) - 金沢市・野々市市・白山市の塾なら東大セミナー
    

東大セミナーブログ

石川県金沢市・野々市市・白山市の学習塾「東大セミナー」のブログ投稿一覧ページです。

受験情報や勉強法、一押し入試問題から素朴な疑問をテーマにした記事など、勉強に関わる様々な事柄を色々な視点で投稿しています。

  • 2009.03.01塾長ブログ
    日本映画のアカデミー賞受賞に思う

    暗いニュースが続くなかで日本の映画「おくりびと」がアカデミー賞外国語映画賞受賞という明るいニュースが飛び込んできた。監督が富山県高岡市出身ということも嬉しい限りだ。この作品で話題になっている「おくりびと」なる専門の人が存在することについては知らなかった。死を忌み嫌う風習があるなかで大変な仕事という感が強い。 ユダヤ人の葬儀にも同じような儀式があるということで共感性が高かったのでは、という意見があるがはたしてどうなのであろう。ライバル作品が戦争を扱う一方で、「死」という、これまた根源的なテー...

  • 2009.02.01塾長ブログ
    「日日是好日」に思う

    先だって、森下典子著「日日是好日」(新潮文庫)読んだ。久しぶりのホームランといった読後感で何人かの知り合いに思わず紹介してしまった。テレビの書評番組でたまたま見て購入したのだが、今は紹介者に感謝したい。「日日是好日」とは中国の禅の書物「碧巌録」にある言葉で、掛け軸などによく見かける。内容は著者が二十歳から始めた茶道について、その時々に思ったこと、感じたことを素直に書いてあり、文章の見事さと相まって読者を引きつけてやまない。 茶道などの習い事でまず感じるのは、細かい決め事が多くその堅苦しさだ...

  • 2009.01.01塾長ブログ
    2008年を振り返る

    9月に起こったアメリカ発「金融危機」はあっという間に世界に広がり、100年に一度といわれる不景気に見舞われている。少し前まで史上最高の利益などと伝えられた日本の自動車会社も非正規社員の契約打ち切りなど、この度の金融危機の深刻さを示している。 このままでは失業率も上昇(すでに有効求人倍率は0.8となっている)し、大学を出ても就職できないということも珍しくなくなる。厳しい世の中になったものである。北京オリンピックに沸いた8月から1ヶ月も経たないうちに、一部評論家を別にして誰がこのような状態を予...

  • 2008.12.01塾長ブログ
    「金融危機」に思う

    この度の世界的な「金融危機」で真っ先にリストラされたのは世界においても日本においても非正規雇用の人たちでした。こういうニュースに接すると複雑で暗い気持ちになる。時代劇などで「いつもバカを見るのは女子供だ」という弱い立場の者の言葉を耳にすることがあるが、非常時においてはそれは昔も今も変わらない。非正規雇用率は2008年1~3月で34%に達し3人に1人の割合になっている。また2008年版「青少年白書」は10代後半の非正規雇率は約7割だと伝えている。 年収200万円以下の労働者を「ワーキング・プ...

  • 2008.11.01塾長ブログ
    読書週間ですね

    10月27日から読書週間が始まりました。文化の日(11月3日)を中心に2週間、11月7日までです。この読書週間というのは昭和22年に「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」という決意のもと出版社・取次会社・書店・公共図書館・新聞等のマスコミ機関により推進されたものです。まさしく1960年代の世界未曾有の高度経済成長は、この運動に象徴されるような国民の知的生産力向上の賜物ということができます。 ところが先ごろの読売新聞の読書調査(3000人対象)では、この1ヶ月に1冊も本を読まなかった人...

  • 2008.10.01塾長ブログ
    「恕」という言葉

    中国の春秋時代に活躍した思想家孔子に、弟子の子貢が簡単に一言で一生涯それを行う価値のあるものがありましょうか、と訊いたところ孔子は、それは「恕」、人の身になることだと答えた。また直ぐ後に、人の身になってみたら、自分の欲しないことを、人に加えることなどできるものではないとしている。 この一節は「論語」のなかでも特に好きな言葉だ。よく相手に対する「思いやり」が大切だ、といわれるがこれも「恕」の精神があってのことだろう。人の身になって、初めて「思いやり」が生まれるといういうものだ。コミニュケーシ...

  • 2008.07.01塾長ブログ
    いただきます。ごちそうさま。

    食事を頂くとき「いただきます。ごちそうさま。」を唱えている子供の割合はどれ位いるだろうか。 私の親は昭和の一桁で、もうすぐ八十歳になるが、この点厳しく姿勢も飯台の前で正座であった。 そのお陰で和室では胡坐(あぐら)をかくより、正座の方が楽なときがある。学生時代に東京で茶道を少し習ったが、正座が苦にならず助かった。 食事の前の「いただきます。」は単に食事を頂く、という意味でなく、「多くの生きとし生けるものの命を絶って我々人間は食を得て生きているわけで、それに対する感謝の意を表すものだ。」...

  • 2008.06.01塾長ブログ
    四つのテスト

    これはロータリークラブという経営者、専門職業人からなる組織で古くから大切にされている行動訓です。以下に示すと、 「言行はこれに照らしてから」 1.真実かどうか? 2.みんなに公平か? 3.好意と友情を深めるか? 4.みんなのためになるかどうか? の以上です。これは二十世紀初頭に会社再建を依頼されたシカゴ在住のロータリアンによって考案された行動原則です。この4つのテストで会社をみごと再建し以来世界のロータリークラブの重要原則として大切にされて今日に至っています。 特に1について簡...

  • 2008.05.01塾長ブログ
    古典に親しむ

    2008年は「源氏物語」千年紀にあたる。書店でふと手にした板野博行著『「源氏物語」に学ぶ女性の気品』読んだが、光源氏とかかわりのあった十六人の女性の特徴がダイジェストにまとめられていて大変おもしろかった。著者は東進衛星予備校で人気の国語の先生である。東セミグループでは二度お招きし公開講座を開催したことがある。講演のあと食事をしながら酒盃を重ねたが、なにしろ話題が豊富で時間の経つのも忘れるくらいであった。 その先生が著した書ということで特別に興味深く、内容の面白さもあって一気呵成に読み終えてし...

  • 2008.04.01塾長ブログ
    梅と桜

    梅と桜は古今よりよく比較される。花の大きさや構造はよく似ているが花からうけるイメージは対照的である。桜の絢爛たる華やかさに比べて、梅はどこか地味で目立たない存在である。ベストセラーとなった「国家の品格」など、日本の「武士道精神」復興を叫ぶ声が昨今あるが、その「武士道精神」を象徴するのが桜ということである。パッと咲いて、パッと散る潔さが武士道精神にマッチするのであろうか。この点、戦前の軍国主義の象徴として桜が引き合いに出されたのは桜にとって不幸なことではなかったか。それにしても、あの散り際の潔...

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【記事監修者】塾長 柳生 好春


1951年5月16日生まれ。石川県羽咋郡旧志雄町(現宝達志水町)出身。中央大学法学部法律学科卒業。 1986年、地元石川県で進学塾「東大セミナー」を設立。以来、38年間学習塾の運営に携わる。現在金沢市、野々市市、白山市に「東大セミナー」「東進衛星予備校」「進研ゼミ個別指導教室」を展開。 学習塾の運営を通じて自ら課題を発見し、自ら学ぶ「自修自得」の精神を持つ人材育成を行い、社会に貢献することを理念とする。

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